毎日50人以上の子どもがいなくなるサンパウロ。駐車場を使った、行方不明児を探す画期的アイデア
サンパウロには、100万以上の駐車スペースがあります。どこに停めたか覚えておくのは大変。そこで考えられた画期的なアイデアをご紹介します。このアイデアにより、救われる人がいるかもしれません。
駐車スペースを覚えておくために…
100万以上の駐車スペース。車をどこに停めたか覚えておくのは難しいため、人々にある習慣がつくようになりました。
駐車エリアの場所を、写真に撮ること。これにより、車を見失う心配もなくなります。
社会問題でもある、行方不明児
ブラジル、サンパウロでは、毎日50人以上の子どもが行方不明になっています。子どもたちを探すために、この駐車場がとある閃きに結びつくのです。
駐車エリアのサインを“子どもの写真”に
それは、行方不明の“子どもの写真”を、駐車エリアのサインに差し替えるというアイデア。
車を見つけた後、今まではすぐ写真を削除していましたが、子どもの顔写真は消さずにSNSなどでシェアします。
サンパウロの大学で発足されたプロジェクト、“Projeto Caminho de Volta”の映像でした。車を探すことにプラスして、行方不明児を探すボランティア活動にも結びつくこのアイデア。多くの写真がシェアされることにより、“近所にいるあの子”を、親元に帰すことが出来るかもしれません。
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