クマちゃん人形じゃ子供は満たされない…寄付金の用途を選べる素敵なチャリティーシステム

ロシアの大都市、エカテリンブルクでは、4年間で419人もの母親が子どもを捨てていると言われています。そんな孤児の力になりたいと思っている人も多いようですが、甘い食べものや玩具は、愛情に代わるものにはならないようです。

「愛ってなんだろう?」

1人の少女に、こんな質問をするところから映像はスタートします。「愛してるっていってくれるときのことかな?」と答える少女。「よく言ってもらってるの?」と問うと、「うん、しょっちゅうだよ!」と続きます。

「愛してる」と言ってくれる相手とは?

「愛してる」と、いつ言ってもらってるか聞くと、「朝でしょ、お散歩行くときでしょ、寝る時でしょ…。私が言って欲しいなぁと思うと、言ってくれるんだ。」両親の愛情に満たされているかと思われるこの少女。しかしそう言ってくれるのは、両親ではありませんでした。

「I love you.」

そう言ってくれたのは、お人形のクマちゃん。お腹を押すと、「I love you.」と音声で流れるのでした。胸がギュッと締め付けられます。

おもちゃでは、決して満たされません。

そこで開発されたこのWEBサイト。例えば、「心理学者の訪問ケア」に、1時間800ルーブル。そこに金額を入力すると、その金額に合わせた時間だけ、支援を送ることが出来るのです。

『ちょっとした行動が、大きな何かへの始まりとなるのかもしれません!』と提唱する、ロシアの慈善団体、PODAROK.AISTENOK.ORGの映像でした。

チャリティーに責任ある選択を。自分が寄付するお金が、本当に必要なことへ使われるのが見えると、寄付する側も安心するのかもしれません。

(参考サイト:adeevee

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