衝突の瞬間、もしも時が止まったら… 苦悩する父親に胸が締め付けられる交通安全CM

昨年ニュージーランドでは、車のスピードの出し過ぎによる交通事故によって83名が死亡、重傷を負った人は408名いたといいます。

運転中スピードを出せば出すほどとっさの反応が遅れ、不測の事態への対応が難しくなるのは誰もが知っていること。でも急いでいたり、道が空いていたりすると、ついついアクセルを踏み込んでしまうという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

ニュージーランドの交通安全啓発団体は、そんな“少しの気の緩み”によって引き起こされた、取り返しのつかない悲劇を描いたテレビCMを制作しました。

衝突事故の瞬間、突如時が止まる

見通しの良い道路。子供を乗せた父親が車で道を曲がろうとすると、100キロ以上で走行してきたサラリーマンらしき男性が運転する車と衝突しそうになりますが、ぶつかる瞬間、突如時が止まります。

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双方のドライバーは車から降りてきて、「申し訳ない、曲がれると思ったんだ」と謝る父親に対し、「急に出てきたら止まれないじゃないか」と責めるサラリーマン。

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これから起こる未来に苦悩する父親

“このあとやってくる”惨事を想像し、父親は「頼むよ、息子を乗せてるんだ」と頭を抱えて懇願しますが、「スピードを出し過ぎていたんだ。どうにもできないよ。」とサラリーマンは切実な表情で答え、二人は車に戻ります。

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運転席に乗り込み、何とも言えない表情で後部座席に座る息子の顔を見た瞬間、止まっていた時が再び動き出し…

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時は戻すことができません。だからこそ…

この映像と同じ結末にならないようにするためには、法定速度を厳守するのはもちろんですが、“人間であれば『つい、うっかり』というミスは必ずあるものだ”ということを、常に念頭に置いておくことが重要だとこの団体は訴えています。

後でどんなに悔やんでも、時は戻せません。大切な命を守るために、いま一度、安全運転について考えてみませんか?

(参考サイト:AdGang

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