80年代の名曲を近未来アニメで再構築 コカ・コーラのW杯広告
コカ・コーラが、FIFAワールドカップ2026に向けたテーマソングとミュージックビデオを公開しました。楽曲は1983年のヒット曲「Jump」をベースに、世界的アーティストたちが参加した新バージョンとしてリリース。映像では近未来を舞台にしたアニメーションが展開されます。
キャラクターが手にするコカ・コーラの缶や随所に登場する三角形のモチーフは、2026年大会がアメリカ、カナダ、メキシコの3ヵ国共同開催であることを表していると読み取れます。
アニメーションのタッチはレトロでありながら、描かれる世界観は未来的。この対比は、今大会そのものの性格とも重なります。
2026年のワールドカップは初めての3ヵ国共同開催される大会であり、参加国は48ヵ国と過去最多、試合数も過去最多の104試合となる予定です。

大会自体が大きなアップデートを迎えるタイミングで、1980年代の音楽と近未来のビジュアルを組み合わせた今回の映像は、長い歴史を持つワールドカップが新しい時代へ踏み出すことを示唆しているように捉えられるでしょう。
注目したいのは、映像表現にアニメが選ばれている点です。アニメのスタイル自体はアメリカ的なポップアートにも見えますが、登場するメカやキャラクターには、日本のロボットアニメを思わせる要素も散見されます。
北米開催のワールドカップのプロモーションで、日本的なアニメ表現が採用されていることは興味深いポイントです。かつては日本発のサブカルチャーとされていたアニメは、Netflixやゲームなどを通じて、世界中で共有されるポップカルチャーへと成長しました。
サッカーもまた、世界中の人々を熱狂させるグローバルスポーツです。アニメという世界共通のカルチャーを用いてワールドカップの高揚感を描くことは、世界中のファンの感情をつなぐ表現として理にかなっているのかもしれません。

コカ・コーラは1978年からFIFAワールドカップの公式パートナーを務めており、もっとも長く続くスポンサーのひとつです。
80年代の音楽と未来的なアニメーションを掛け合わせた今回の映像は、伝統ある大会が新しい時代へと踏み出すことを、コカ・コーラらしく表現した事例といえるでしょう。
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