文具メーカーから「好奇心屋さん」へ 理念を空間実装したコクヨのポップアップ
コクヨ株式会社は、下北沢のサテライト型多目的スペース「n.5(エヌテンゴ)」にて、体験コンテンツを詰め込んだポップアップイベント「CURIOSITY POPS UP!(キュリオシティ ポップス アップ)」を2026年3月20日(金・祝)~3月22日(日)の3日間限定で開催します。
同社は2025年10月に創業120周年を迎えたことを機に、大規模なリブランディングを実施。初のコーポレートメッセージとして「好奇心を人生に」を制定しました。これに伴い、ロゴやWebサイトのフルリニューアルのほか、岩井俊二監督ら日中米の監督を起用した「好奇心」をテーマとする短編映画の公開など、さまざまな発信を行っています。
参考記事:コクヨ、120周年を機にリブランディング ⽇中⽶の監督による短編映画も公開

今回のポップアップイベントは、これまでの映像などを通じた理念の宣言から一歩踏み込み、生活者が直接参加できる体験の場を提供することで、中長期的なコミュニケーションとしてメッセージを定着させる狙いがうかがえます。
本施策では、実用品を提供する文具・家具メーカーという立ち位置を超え、自らを「好奇心屋さん」という親しみやすいポジションへ再定義しています。
会場には、中身がわからないコクヨ製品やセレクト雑貨を木から収穫する「好奇心狩り」や、人目を気にせず色や味を自由に組み合わせることができる「好奇心ドリンクバー」、仕上がりが読めないアナログフィルターを用いた「好奇心フォトブース」などが並びます。


自社製品の機能やスペックを直接アピールするのではなく、中身がわからない収穫体験や、正解のないドリンク作り、アナログな写真撮影といった、予測できないプロセスや遊びで来場者の好奇心を刺激し、新しいブランドメッセージを体験として打ち出しています。

120周年を機に、短編映画の公開などさまざまなアプローチで「好奇心を人生に」というメッセージを届けてきたコクヨ。
抽象的になりがちなコーポレート理念を、生活者が楽しみながら直感的に理解できる空間として実装した本施策。企業が一方的にメッセージを発信するのではなく、体験を通じて新理念の浸透を促すアプローチは、リブランディング施策の好例といえそうです。
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