\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<2/23-3/1>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、花王、グンゼ、大阪府警察の詐欺啓発ポスター、メルカリ、Aile The Shotaのピールオフ広告の事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. バタバタと働く人が行き交う田端駅を花王がジャック! 通勤導線を活用した交通広告

花王株式会社が「クリアクリーンNEXDENT」のリニューアルを機に、JR田端駅を“バタバタ駅”としてジャックしました。
山手線と京浜東北線が交わる田端駅は、働く人が多く行き交う場所。朝夕には通勤客が集中し、日常的に慌ただしい空気が漂います。
そんな“バタバタ感”を軸に、ブランドが掲げる「バタバタなあなたに。ハミガキくらい、粒でラクしてね!」というメインメッセージを直感的に届ける施策です。
2026年2月24日(火)から2月26日(木)までの3日間は、駅周辺でサンプリングを実施。初日には、名前に「バタ」を含むお笑い芸人・おばたのお兄さんが登場し、来場者に直接配布を行ったほか、同じように名前に「バタ」がつく人へ同商品を1年分プレゼントする企画も用意しました。
視覚的な広告だけでなく、実際に手に取れる体験を組み合わせることで、生活者との接点を広げています。
商品そのものを直接押し出すのではなく、生活者が抱える「忙しさ」という共通感覚に寄り添う視点でコミュニケーションを設計しました。
駅名とコンセプトを重ねた遊び心が、単なる語呂合わせにとどまらず、プロモーション全体を立体的に見せる要素として効いています。
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2. 読めない社名を武器に 創業130周年を迎えるグンゼの総合ブランディング施策

グンゼ株式会社は、創業130周年を記念して、周年記念WebサイトとWeb CMを公開しました。
130周年企画のテーマとして「読めない、GUNZE。」のキャッチコピーを設定。若年層を中心に「GUNZE」の社名を知らない、読めない人がいるという状況を逆転の発想でとらえ、ブランディングの軸に定めています。
さらに、キャッチコピーには、文字通りの“読めなさ”と、130周年を超え、これからも進化し続ける未知の可能性が“読めない”という2つの意味が込められており、未来への期待感を生活者に想起させます。
130周年記念Webサイトは、ポップでカラフルなデザインで、若年層の関心を引きつけそうなビジュアルに仕上がっています。
ページのトップには、「GUNZE」の文字が多言語やモザイクで現れるという“読めない”仕掛けが施され、テーマを直感的に訴えます。
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3. イメージ覆す大阪府警察の詐欺啓発ポスター、このシリーズはいかに誕生したのか|前編

2025年、大阪府警察はSNS型詐欺啓発ポスターのシリーズとなる第1弾と第2弾を立て続けに展開しました。これまでの啓発・注意喚起をうながす広告とは異なり、そのイメージを覆すようなクリエイティブが特徴です。(PR EDGEの紹介記事はこちら)。
第1弾となった「ダマされた自分が映る鏡」ポスターは、文字通りミラー用紙を活用したポスターで、正面に立つと投資詐欺に騙されそうになっている自分の姿が映るというもの。
続く第2弾の「こんなセリフにキュンときたら#9110」では、ロマンス詐欺のよくある手口がストーリー仕立てに表現され、こんなセリフに騙されないでと注意喚起するものです。
どちらも企画・制作を担当したのは、ない株式会社の代表である岡シャニカマさん。
警察というお堅いイメージのある組織の啓発活動で、このような異色な取り組みがどのように実現し、どんな反響を呼んだのか、仕掛け人である岡さんにお話をうかがいました。
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4. アルゴリズムの外側へ メルカリ体験型イベント「変なフリマ」に偏愛アイテム200点集結

フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリが、体験型フリーマーケットイベント「変なフリマ」を2026年2月27日(金)から3月1日(日)まで渋谷で開催すると発表しました。
約200点の偏愛アイテムが集結する会場は、「変なミュージアム」「変な体験」「変な店」の3エリアで構成され、現役高校生アーティストによる限定フリーマーケットも実施。
展示だけでなく、体験や購入までできる参加型の構成で、検索では出会いにくい「誰かが愛しすぎたモノ」との接点をつくります。
効率化を極めたプラットフォームが、あえて非効率な出会いを生み出す今回の取り組み。AI検索時代における買い物のあり方を再考したマーケティング施策の一例です。
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5. 「開花宣言」を体験に 花を持ち帰れるピールオフOOH

BE:FIRSTやHANAなど、新進気鋭のアーティストが所属するミュージックレーベル「BMSG」。同レーベルに所属するAile The Shotaが、2026年2月18日(水)に2ndアルバム『REAL POP 2』をリリースしました。
リリースに合わせ、彼の音楽的ルーツである渋谷で期間限定のプロモーションがスタート。2月9日(月)から2月15日(日)まで、渋谷駅内・道玄坂ハッピーボードにて大型広告を掲出しました。
アルバムの先行配信曲「開花宣言(Prod. Shin Sakiura)」のコンセプトである“溢れだした沢山の花”をドライフラワーに重ね合わせ、はがして持ち帰れるピールオフ広告で表現しました。
楽曲に込められたメッセージとともに、アーティストの才能が花開く瞬間を象徴する広告は、通行者が“才能の欠片”を持ち帰ることで企画が完成を迎えるとのこと。ピールオフという体験だけでなく、ドライフラワーがはがされたあとの姿にも期待が集まります。
多様な人々が集まる渋谷という街にアーティストのルーツを重ねながら、リリース直前の話題化により記憶の定着を促し、指名検索や楽曲視聴への導線を強めるプロモーションです。
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先週は、生活者視点に寄り添ったユニークな施策が多くの注目を集めました。
田端駅を“バタバタ駅”に変えた花王の企画では、忙しさという共通感覚に焦点をあて、通勤導線を生かしてブランドの存在感をアピール。
創業130周年を迎えたグンゼは、社名の“読めなさ”を軸にした逆転発想のブランディングで、企業の姿勢をあらためて示しています。
日常の視点を起点として、新しいコミュニケーションを模索する施策が目立った1週間でした。
その他のPick of the weekについてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=30
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