フレッシャーズに向けてスーツの新たな価値をつくるPR・マーケティング事例7選

就職・新生活を迎えるフレッシャーズに向けて、スーツの価値を再定義するユニークな取り組みが次々と登場しています。伝統的な購入モデルにとどまらず、AIによる選択支援、体験型オーダー、ギフトシーンへの応用、学生支援から生活者参加型のコラボまで、多様な価値設計によって新たなアプローチを試みています。

そこで今回は、そんな新たなスーツ体験を生み出す7つのサービス・プロジェクト事例をまとめてご紹介します。これからのスーツ市場のトレンドと可能性を探るヒントに活用してほしい事例集です。

1. 一般公募で集まった多忙な女性とAIが共創するプロジェクト「ライフパフォーマンス向上委員会」始動

ファッションブランド「NAVYNAVY(ネイビーネイビー)」は、忙しい現代女性の生活に寄り添う服づくりを実現するため、一般公募で集まった働く女性とAIの共創コミュニティ「ライフパフォーマンス向上委員会」を始動しました。20代〜50代のデザイン未経験者5名が、ブランド独自のAIエージェントと対話しながら、リアルな悩みやニーズを商品開発に反映させるプロジェクトです。

この共創プロセスを経て、2026年1月30日発売予定の第一弾アイテムとして、「洗えてシワになりにくいジレ付きセットアップ」と「速乾2WAYパールボタンブラウス」が完成しました。参加者の声からは「服選びに時間を取られたくない」「会議から会食まで対応できる服が欲しい」といったフレッシャーズにも共通するニーズが反映されており、働き始めの生活や通勤・オフィスシーンの課題に応える設計が特徴です。

プロジェクトは、デジタル技術とユーザー共創を組み合わせた新しい服づくりの試みとしても注目されます。AIエージェントが抽象的な要望を即座にデザインに落とし込み、短期間で具現化することで、忙しいフレッシャーズ世代にとっても「選ぶ手間を減らす」「着回ししやすい」という付加価値を提供しています。今後もユーザー参加による商品開発が継続予定で、服の価値を再定義する動きが広がっています。

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2. オープンハウスグループ、FABRIC TOKYO WOMEN’Sの新商品「オーダースカートスーツ」モニター協力

オープンハウスグループは、働く女性のスーツ選び・着こなしの悩みに寄り添うブランド「FABRIC TOKYO WOMEN’S」から、新商品「オーダースカートスーツ」をリリースしました。本商品は、多様な体型やシーンに対応するオーダー仕立てのスカートスーツで、働き始めの女性が抱えがちな「既製スーツが体に合わない」「フォーマルでもカジュアルでも使える1着がほしい」といった声を反映しています。

開発にあたっては、実際に働く女性モニターとの協力を実施。採寸やデザインフィードバックを重ねることで、体型にフィットするシルエットと動きやすさを両立した設計を実現しました。スカート丈やウエスト位置、素材のタッチ感などの細かな調整が可能で、フレッシャーズ世代が初めてのオーダーに挑戦しやすい仕立て体験を提供してくれます。

このオーダースーツは、仕事の基本となる「きちんと感」と、日常的な着回しやすさの両立を意識した一着として設計されていることが最大のポイント。ビジネスシーンだけでなく、プレゼンテーションや面談、フォーマルイベントへの応用も可能です。就職活動から社会人生活のスタート期にかけて、スーツ選びの悩みを軽減し、自信を持って日々を送れる商品として付加価値を高めています。

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3. 「生成AI」がオーダースーツの選び疲れを解消する新アプリ「AI 10 Clues」登場

生成AIを活用したアパレル支援サービス「AI 10 Clues」が、2026年1月31日(土)にデビューしました。こちらのアプリは、ユーザーが自分の体型や好み、シーンに関する質問に答えるだけで、最適なオーダースーツの選び方やコーディネートのヒントを生成AIが提案する新しい支援ツールです。スーツ選びに伴う情報検索や試着の負担を軽減し、フレッシャーズ世代が初めての1着を選ぶ際の精神的・時間的コストを下げることを目的としています。

アプリは、性別、体型、職種、予算、好みのテイストといった入力項目をもとに、生成AIが複数の選択肢を提示。ユーザーは提示されたスーツやアイテムの組み合わせから好みのものを選び、プロのスタイリスト視点に基づいた着こなしアドバイスまで受けられます。従来のオンラインカタログや検索フィルタだけでは選びきれない「自分に合う一着」を導くガイド役として、AIの利便性をスーツ選びに活かしたサービスです。

特に初めてスーツを購入する若年層や忙しいビジネスパーソンに向けて、選び疲れや迷いを解消するサポートとして機能してくれるでしょう。実際の購入はオンラインや店舗で行うものの、事前にAIで最適な選択肢を絞り込むことで、試着回数や比較検討の手間を削減できます。新生活のスタートにあたって、限られた時間を効率的に使え、かつ自信を持って選べる支援アプリは多くのニーズを集めそうです。

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4. 就活スーツ無料レンタル「カリクル」、27卒向けに先着500名受付開始

就活・スーツレンタルサービス「カリクル」は、2027年卒(27卒)向けの無料スーツレンタルキャンペーンを2026年1月15日(木)からスタートし、先着500名の受付を開始しました。このプログラムは、初めてスーツを用意する学生に対して、就職活動時の衣装負担を軽減することを目的に展開されるものです。スーツの購入は学生にとって高額負担になりやすく、この無料レンタル提供は特に経済的負担を抱える層へのサポートとして評価されています。

対象となるのは、27卒予定の大学生・専門学校生などで、オンラインで申し込みを完結できるレンタル手続きが特徴です。レンタル可能なアイテムは、就活の基本となるリクルートスーツ一式で、(男性:ジャケット・パンツ/女性:ジャケット・スカートまたはパンツ)などのセットが含まれています。利用者は就職活動期間中にスーツを自由に使用した後、返却するだけでよく、購入に比べて費用負担や保管スペースのストレスを大幅に軽減できます。

本施策は、就活シーズンに先駆けて提供されることで、フレッシャーズ世代の「スーツ選びや購入の壁」を下げるだけでなく、ファッション市場における体験型サービス価値の拡張という観点でも注目されます。企業側は、学生の生活実感に寄り添った支援としてブランド認知や信頼感向上につなげることができるため、就活支援の新しいアプローチとしての意義もあります。

このように、「カリクル」の無料レンタルは、スーツ購入の負担を解消し、学生の初めての就活・新生活準備を後押しする新サービスの好例といえるでしょう。

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5. ギフト×セレモニー市場に挑む、体験型オーダースーツ「SUIT REPUBLIC」

スーツの「買うもの」という従来の価値観を刷新する試みとして、体験型オーダースーツブランド「SUIT REPUBLIC」が始動しました。このサービスは、成人式や就職・入社祝い、卒業祝いといったギフトシーンにオーダースーツを位置づける新しいコンセプトを打ち出しており、これからスーツデビューを控えるフレッシャーズ世代にも新たな選択肢を提案しています。

「SUIT REPUBLIC」は、受け取る人の体型や好み、将来のシーンを想像しながら、一着を一から仕立てる体験型オーダースーツサービスです。ギフトとして贈られたスーツは、単なる衣服ではなく、新生活・新たなスタートへの応援の象徴としての価値が付与されます。受け取った側は、仕立て過程でフィッティングや生地選びにも参加できるため、スーツへの愛着と体験価値を同時に得られる設計になっています。

このサービスは、スーツを選ぶ・買うという受動的な行為から、贈る・共創するという新たな体験価値へと転換する動きとなっているところが特徴的です。成人式や就職祝い、新生活のスタートを祝う贈り物としての位置づけは、これまでの「必要だから買う」という消費行動とは一線を画し、フレッシャーズ世代にとっての思い出づくりやポジティブな体験につながります。

ギフト×セレモニー市場にスーツを組み込むSUIT REPUBLICの取り組みは、衣服購入の価値を再定義する新サービス事例として、これからのスーツ需要に新しい風を吹き込む存在になるかもしれません。

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6. 父の名セリフで藤岡ファミリーが変身! 洋服の青山・スーツスクエア新CM

青山商事株式会社は、4月から新入学生・新社会人となるフレッシャーズに向けた新CM「ありがとう」篇を、2026年1月23日(金)より全国で放映開始しました。進学や就職という人生の節目に寄り添い、家族でのスーツ選びを印象づける内容となっています。

今回のCMで初めて起用されたのは、俳優として数々の映画・ドラマで活躍する藤岡弘、さんと、その子どもたち(天翔愛さん・藤岡真威人さん・天翔天音さん・藤岡舞衣さん)の藤岡ファミリーです。藤岡弘、さんは俳優業に加え、真剣を扱う古武道の武道家としても知られており、家族を見守る存在としての説得力を備えたキャスティングといえます。

CMでは、入学・入社時に必要なスーツや用品がそろう「入学・入社 フレッシャーズおまとめセット」を紹介。藤岡ファミリーのきょうだいが、さまざまなスーツスタイルに身を包み、着こなしのバリエーションの豊富さを表現しています。スーツ選びに不安を感じやすいフレッシャーズも、自分らしい着こなしを選べることを伝えています。

CMは、藤岡弘、さんの魂のこもった「変身!」という力強いセリフからスタート。お祝いや新たな門出を想起させるクラシックな名曲が流れるなか、きょうだいたちが回転し、一瞬で大人びたスーツ姿へと変身します。

クライマックスでは、子どもたちの新しい門出を祝う親の想いと、家族への感謝の気持ちを重ね、藤岡弘、さんが「感謝」というひと言を口にします。あわせて、親子やきょうだいでの同時購入でお得になる「家族割」についても訴求して、家族での来店を自然に想起させる構成です。

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7. スーツは新しい挑戦の象徴 親子に向けた「MY FIRST SUIT STORY」始動

株式会社ユナイテッドアローズが展開する、ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシングは、初めてスーツを購入する新社会人とその親に向けた新コンテンツ「MY FIRST SUIT STORY」を、2026年1月より公開しています。

同ブランドでは、新社会人にとってのスーツを、“新しい挑戦の象徴”ととらえます。企画を通じて、社会人としての第1歩を踏み出す特別な瞬間に寄り添うブランドとしての想いを伝えていくとのこと。

今回公開された「MY FIRST SUIT STORY」には、モデル・江川之雲氏と、父でありアパレルブランド「Hombre Nino(オンブレニーニョ)」ディレクターでもある江川芳文氏を起用。特設サイトでは、同ブランドの2026春夏シーズンの新作スーツ「Moderation Suits」を軸としたコーディネートを紹介するとともに、親子の絆や想いを語るファッションストーリーが発信されています。

インタビューでは、「MY FIRST SUIT STORY」のテーマに沿って、初めてのスーツにまつわるストーリーが語られます。これまで公私ともにスーツを着たことがなかったという之雲氏は、初めて着るスーツの新鮮さやこれからコーディネートを楽しみたいという意気込みなど、一生に1度きりの「初めてのスーツ選び」を楽しみにしている様子を見せました。

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就活・新卒向け スーツの新たな価値をつくる7事例まとめ

今回紹介した7事例に共通するのは、スーツを単なる衣服として捉えるのではなく、利用者のライフステージや体験価値に結びつけようとする発想です。選びやすさ、贈る価値、AIによる最適案内、体験とコミュニティの融合など、多様なアプローチはフレッシャーズの新生活を力強く後押しします。

こうしたサービス設計の進化が、スーツ市場全体の裾野を広げ、より多くの人にとって「着る意味」を深める契機になるでしょう。少子化や職場での服装規定の変化など、スーツ市場の直面する課題はさまざまです。そんな課題に向けて、新たな視点からの付加価値を提供することで需要を掘り起こしていく、そんな姿勢が感じられる事例集となりました。

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