不動産・引越しにまつわるサービスマーケティング・PR事例10選
春の引越し・新生活シーズンを目前に、引越しにまつわるサービスやプロモーションが多様化しています。
単なる「荷物を運ぶ」機能提供にとどまらず、学生・シニア・単身者・ファミリーといったライフステージごとのニーズに応える新サービス、インフラとの連携、感情体験を刺激するブランディング施策まで、ユニークな取り組みが登場しました。
本記事では、引越しと新生活に関連した新サービス・キャンペーン・プロモーション実例を10事例を厳選し、その狙いと価値設計を比較できるよう、まとめてお届けします。
1. 引越し+不用品回収を同時申し込みで10%割引「くまのて」新生活応援キャンペーン

不用品回収サービス「くまのて」を運営する株式会社UToは、2025年3月17日(月)から4月30日(水)まで、春の引越しシーズンに合わせた「新生活応援キャンペーン」を実施しました。
引越しと不用品回収を同時に申し込むことで、利用料金の総額から10%割引となる期間限定の新サービスです。引越し準備と片付けを一括で任せられる点が、忙しい新生活前のユーザーに向けた訴求ポイントとなっています。
春は引越し件数が増える一方で、「荷造りと不用品処分を別々に手配するのが面倒」「処分方法が分からない」といった課題も顕在化する時期です。本施策は、こうした悩みをワンストップで解決する仕組みとして設計されており、手間削減とコストメリットを同時に提供しています。
また「くまのて」では、回収品を単に廃棄するのではなく、リユース・リサイクルを前提とした3Rの取り組みを実施。再利用可能な品は必要とする人のもとへ届けるなど、環境配慮型サービスである点も特徴です。
引越しという生活変化のタイミングに合わせて、利便性と社会性を両立したサービスを打ち出すことで、価格訴求にとどまらない付加価値型の集客を実現する事例といえます。
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2. なかやまきんに君出演、ENEOSでんきの新WEB CMが公開

ENEOS Power株式会社は、2026年1月28日(水)から4月22日(水)まで実施する「ENEOSでんき」と「ENEOS都市ガス」の新生活乗り換えキャンペーンに合わせ、新Web CM「新生活乗り換えキャンペーン おトクと安心」篇を公開しました。
お笑いタレント・なかやまきんに君が車掌役で登場し、引越しや新生活の出費に不安を抱える生活者に対して、でんきの“乗り換えメリット”を元気にアピールする内容です。CMでは、「本当におトク?」「大丈夫?」と迷う生活者に対し、車掌きんに君が「おトクと安心のENEOSでんきだから大丈夫!」と力強く背中を押すコミカルな演出が展開されます。
電車の“乗り換え”をモチーフに、生活者が電気会社を切り替えることへの心理的ハードルを楽しく乗り越えさせる仕立てになっている点が特徴です。本キャンペーンでは、期間中の新規申し込み者を対象に、ENEOSでんきの電気料金が12ヵ月で最大6,000円割引、都市ガス料金が最大3,000円割引となる特典を提供。
また、両方を申し込んだ人向けのポイント抽選などの特典も用意されています。引越しや新生活を機に、光熱費の見直し・乗り換えを促す訴求施策として展開されています。
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3. 新生活・引越し応援! 家電・家具の出張買取が査定額20%アップキャンペーン

引越しや新生活シーズンに向けて、出張買取サービス「出張買取MAX」を展開する株式会社TORICOは、2026年2月1日(木)から2月28日(土)までの2月限定キャンペーンとして、家電・家具の出張買取査定額を通常より20%アップする応援企画を実施します。引越し前後に不要になる大型家電や家具を高く売りたいユーザーにとって、時期限定の査定アップは大きく響く訴求ポイントになることでしょう。
「出張買取MAX」は、スタッフが指定場所まで出向いて査定・買取を行う即日対応型のサービス。大型の家具や家電は持ち運びが難しいため、出張査定・回収を合わせて依頼できる利便性が特徴です。今回の査定額20%アップは、2月中に買取依頼が成立した商品が対象となり、引越し時の不用品処分を“おトクに・手間なく”進めたい層に向けた期間限定の価値提供となっています。
キャンペーン対象は、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ソファなど主要な家具・家電カテゴリーで、通常査定にプラスして20%分が上乗せされる仕組みです。査定は無料で、出張料やキャンセル料も不要のため、引越し準備で予算や手間の負担を軽減したい人の利用意欲を高めています。
引越しを機に発生する不用品の“売る”ニーズに対し、買取価格の上乗せというインセンティブを設けることで、利用者の行動喚起を促す施策となっています。短期間限定のキャンペーン設計は、春の引越しピークに向けた早期の申込み促進にもつながる取り組みです。
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4. 梱包資材と令和アイドルのたくらみ顔……引越し侍の“Appare!”な新CM

株式会社エイチームライフデザインが運営する引越し専門比較サイト「引越し侍」は、2026年1月17日(土)より新TV CMおよびラジオCMの放送を開始しました。2016年に初登場したCMキャラクター「よやきゅん♡」シリーズを、今回は9人組アイドルグループ「よやきゅんズ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」としてアップデートしています。
シリーズの象徴である中毒性のある楽曲や“企み(たくらみ)顔”といった世界観を継承しながら、令和のアイドル文脈に合わせた表現へと刷新。長期的に展開する人気コンセプトを飽きさせないために、ソロアイドルからグループへと進化させました。
テレビCMの放送開始に先駆け、引越し侍の特設サイトでは新CM、楽曲フルバージョンのミュージックビデオ、TikTok動画を公開。YouTube引越し侍公式チャンネルでは、振付を確認できるChoreography Videoも展開されています。
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5. ダンサー・アーティストを支える、エンターテインメント業界特化型不動産サービス開始

エンターテインメント業界に特化した不動産サービス「BACKSTAGE不動産」が正式に開業しました。ダンサー、俳優、ミュージシャンなどのパフォーマーに対し、「暮らし」と「活動拠点」を同時にサポートする不動産サービスとして展開されます。
従来、転居やレッスン拠点探しの際に複数企業とのやり取りが必要だったフリーランスのアーティスト層に対し、住まい探しとパフォーマンス活動の基盤となるスペース提案を一体で提供する新たな価値を打ち出しています。
BACKSTAGE不動産は、通常の賃貸・売買物件だけでなく、稽古場やスタジオ利用可の住居、シェアスペース併設物件、ライブ・リハーサル設備付き住戸など、アーティストの活動形式に合わせたユニークな物件リストを整備。希望条件のヒアリングから契約手続き、引越し後の生活サポートまでを一貫して提供することで、移転・移動に伴う心理的・物理的負荷の軽減を図ります。
さらに、バックヤードコミュニティ形成の観点から、利用者同士の交流イベントやスキル共有の機会を創出するプログラムも計画。生活インフラとしての住まい探しを超え、アーティスト同士のコラボレーション促進の場としての機能強化を目指しています。新生活期の引越し・住居探しニーズに対して、“態度変容を促す価値提案”を組み込んだサービス設計が特徴です。
このように、特定業界のライフスタイルや職能にフォーカスした不動産サービスは、単なる物件紹介にとどまらず、引越し・新生活という生活変化のタイミングで生じる複合ニーズを包括的に解決する新しい事例として注目されています。
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6. 50代・60代以上を対象とする「ワクワク老いるプロジェクト」が始動

株式会社amuは、新しい不動産サービスとなる「ワクワク老いるプロジェクト」を立ち上げました。50歳で編集長を退いた代表が、自身の経験をもとにプレシニア世代(50代前後)の住まいや暮らし方を再設計する支援を目指して活動をスタート。引越しや住み替えを単なるライフイベントとしてではなく、人生の新たなフェーズに向けたポジティブな転機として捉えるサービス設計が特徴です。
amuは、不動産仲介にとどまらず、「暮らし」の価値そのものをデザインすることをミッションに掲げています。住まい探しと同時に、個人の希望やライフスタイルに合わせたつながりづくりや地域コミュニティとの接点づくりを支援することで、単身・夫婦・シニア層など多様な生活者の新生活の質を高める取り組みをしています。
たとえば、趣味活動や共通関心を持つ仲間との出会い、学びの機会の提供など、「暮らし方そのものを豊かにする」視点をサービスに反映しています。
このプロジェクトは、引越しや住み替えを機に発生する不安や孤立感に応えるサービスとして、従来の不動産仲介とは一線を画しています。
とくにプレシニア層は、家族構成や働き方が変わるタイミングで「自分らしい暮らし」を求めるニーズが高く、住まい選びだけではなく「暮らしの再構築」に価値を感じる層です。amuのサービスは、こうした心理と行動の変化にフォーカスし、住まいと生活設計を包括的に支える新しい生活支援サービスとして注目されています。
生活の拠点を変える引越し・住み替えは、人生における大きな決断ですが、単なる場所の移動に留まらず、暮らしの目的やつながりを再発見する機会にもなり得ます。amuによるワクワク老いるプロジェクトは、その可能性を具現化した新サービスの一例として、新生活需要の捉え方に一石を投じる取り組みといえるでしょう。
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7. サカイ引越センターとJR九州が連携 新幹線を活用した即日スピード引越プラン誕生

サカイ引越センターとJR九州は、地域の交通インフラと引越しサービスを連携させた新たなプラン「九州新幹線de即日引越プラン」を2026年1月6日(火)より発売開始しました。
本プランは、九州内での引越しニーズが高まる時期に、新幹線の「はやっ!便」サービスを活用し、即日での引越しを可能にする速達型引越プランとして設計されています。引越しと同日に荷物を迅速に移送できるサービスは、従来のモノ運搬スピードに対する不満を解消し、忙しい転居者の時間コストを大幅に削減します。
本プランでは、サカイ引越センターが引越し作業全般を担当し、JR九州の「はやっ!便」で大きな荷物を新幹線で即日輸送します。新幹線輸送は、航空便やトラック便と比べて時間の正確性や走行安定性に優れ、天候による影響を受けにくい点が魅力で、同日中に荷物が新居へ届く安心感を高めています。忙しい転勤者や急な住環境の変更を余儀なくされた利用者にとって、即日完結型の引越しは大きな付加価値です。
この取り組みは、地域の交通インフラを引越しサービスに組み込んだ先進的な試みとして注目されます。新幹線という公共交通資源と民間引越しサービスの協業により、移動と輸送という引越しプロセスの両側面を効率化。例えば、仕事の都合で午前中に現住居を引き払い、午後には新居に荷物を受け取るといった“当日完結”の移行が可能になります。転勤需要が高い企業や単身者層の利用促進が期待されるサービスです。
新生活・春の引越しシーズンに向け、時間短縮と利便性を追求した「九州新幹線de即日引越プラン」は、従来の引越し概念を刷新する新サービスの好例といえるでしょう。交通ネットワークとの連携によって、引越し全体のストレスを軽減し、利用者の生活変化をスムーズに後押しする提案となっています。
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8. CHINTAIの学生向けサポートサービス「ガクサポ」利用者対象に、CLAS限定特典を提供開始

学生の初めての一人暮らしをサポートするサービス強化として、CHINTAIが提供する学生向けサポートサービス「ガクサポ」にて、利用者を対象に家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS」限定特典が提供されます。2026年2月から開始された本特典は、初めての引越しや新生活準備を迎える大学生・専門学生に向けて、生活必需品の導入をより手軽にすることを目的とした施策です。
ガクサポは、部屋探しから契約手続き、引越し後の生活相談までをワンストップで支援するサービスとして学生に人気です。今回の特典では、CLASを通じて家具や家電を定額レンタルする際に利用できるポイントや割引が付与され、入学・引越し時の初期費用負担を軽減します。学生の限られた予算で「すぐに生活を始めたい」というニーズに応える設計になっています。
レンタル対象アイテムは、ベッド、テーブル、ソファ、冷蔵庫、洗濯機といった新生活に欠かせない品々。購入に比べて初期費用が抑えられるだけでなく、卒業後の返却まで手間なく利用できる点も学生の支持を集めています。CLAS限定特典との組み合わせにより、引越し準備に伴う家具・家電選びのストレスを大きく軽減することが期待されます。
このように、引越しと新生活の準備をトータルでサポートする施策は、「初めての一人暮らし」に対する不安や負担を軽くするだけでなく、学生の生活スタートを後押しする新しいサービス事例となっています。
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9. タテでもヨコでも便利に使える! 長物用のダンボール箱が新登場

引越しや大型荷物の発送・保管ニーズに応える新商品として、段ボール通販サイトが「タテでもヨコでも便利に使える長物用ダンボール箱」を発売しました。2026年3月より販売開始されるこの新サイズのダンボールは、通常の引越し用ダンボールでは収まりにくい長尺物の家具・家電、スポーツ用品、楽器、雑貨を効率よく梱包・輸送できる点が特徴です。長物の取り扱いで悩む引越しユーザーにとって、荷造り・荷解き双方の負担を軽減する実用的なアイテムとなっています。
この長物用ダンボール箱は、縦置き・横置きの両方に対応する耐久設計と、強化段ボール素材による耐荷重性を備えています。組み立ても簡単で、工具なしでの折りたたみ・展開が可能なため、引越し準備の手間を抑えたい人にフィットします。テレビ台のパーツ、カーテンレール、ポール型掃除機や釣竿など、既存の一般的な段ボールでは扱いづらい荷物にも対応可能です。
また、通販サイトではサイズや数量を選べるオプションも用意され、単身引越しからファミリーの大規模引越しまで幅広いニーズに対応。用途や保管期間に応じた提案が可能なため、引越し時の梱包用品選びの選択肢が広がります。配送時の荷崩れ防止や、保管時の省スペース効果も訴求ポイントです。
引越しに伴う荷造りは、新生活において意外にストレスとなる作業ですが、専用資材の工夫によってその負担を軽減することができます。本商品は、引越し準備の実務面を改善する新サービス・商品事例として、ユーザーの利便性向上に寄与する取り組みといえるでしょう。
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10. ミニチュア×引越の世界を楽しもう「0123アート引越センターの日」記念イベント開催

アート引越センターは、社名の由来でもある電話番号「0123」にちなんだ1月23日「0123アート引越センターの日」を記念し、引越しの世界観をミニチュアで表現した体験型イベント「0123の日イベント」を2025年1月23日(木)に開催しました。ミニチュア模型と引越しを掛け合わせたユニークな企画で、引越しをより身近で楽しいものとして感じてもらうことを目的としています。
イベントでは、実際の引越し作業の様子を再現したミニチュア展示や、細部まで作り込まれた街並み・住居空間の中で、荷物の運搬や梱包のシーンを表現。子どもから大人まで楽しめる内容とすることで、引越しに対する「大変そう」「面倒」といったイメージを和らげ、新生活の始まりを前向きに捉えてもらう狙いがあります。
また、記念日を活用したイベント設計により、ブランドの認知向上だけでなく、企業姿勢やサービス品質を体験ベースで伝えるコミュニケーション施策としても機能。引越しという生活インフラサービスを、エンタメ要素を通じて再解釈する点が特徴です。
引越し需要が高まる春を見据え、サービスの機能訴求にとどまらず、感情面に寄り添うブランディング施策として展開された本イベントは、不動産・引越し関連領域における新しい顧客接点づくりの好例といえるでしょう。
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不動産・引越しにまつわる新サービス実例10選
今回取り上げた10の事例に共通するのは、「引越しを単なる作業ではなく、人生の転機や生活価値の創出につなげる」という視点です。引越し時期だからこそ発生する不安・負担・期待に寄り添い、ユーザーのストレスを軽減するだけでなく、新しい生活のワクワクまで設計されたサービスが増えています。
このような生活変化のタイミングに合わせた価値提供は、引越し関連市場の裾野を広げると同時に、顧客接点を強化するヒントにもなるでしょう。春に向けた新生活需要を見据えたサービス設計のトレンドとして、今後も注目していきたい動きです。
その他の事例集についてはこちら
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