“劇場”銚子丸のワンカットCM 臨場感たっぷりに本物の寿司職人が出演

株式会社銚子丸は2025年12月8日(月)、俳優・吉谷彩子さんを起用した新TV CM「銚子丸ごとTV〜おいしい舞台〜」篇の放映を関東エリアで開始しました。

接客も含めた舞台としてのブランド体験を訴求

CMの舞台は、実在する銚子丸店舗。吉谷さんがTV番組のレポーターとして店内を訪れる設定でスタートしますが、活気ある職人の掛け声や、スタッフによる接客に引き込まれ、予定していたレポート内容をどんどん脱線していくストーリーが展開されます。吉谷さんの自然な反応や表情の変化をワンカットで撮影することで、同店が大切にする“おいしい予想外”や“ライブ感”がリアルに伝わる構成です。

注目したいのは、出演者の一部が本物の職人であるところ。さらに、銚子丸の“劇団員”ことスタッフによる事前指導を受けた役者も参加しており、顧客とのやり取りを日常的に行うスタッフならではの表現力が活かされています。

“劇団員”として、実際の職人が出演することで、リアルな臨場感とライブ感を視聴者に届け、銚子丸が掲げる“劇場”という独自の店舗コンセプトを表現しました。

ワンカット撮影によるライブ感の再現

CMは、カット割りを用いないワンカットで撮影されており、吉谷さんが店内を駆け回る様子、職人との即興的なやり取り、握りたての寿司に引き寄せられる姿など、現場の空気感がそのまま映像に反映。収録前には本物のマグロを捌くシーンもリハーサルとして行われ、リアリティーを高める演出にも力が入れられました。

出演した吉谷さんも「撮影のライブ感が銚子丸のライブ感と重なって、魅力を伝えられるCMになった」とコメント。空間体験そのものを映像化したことがうかがえます。

「劇団員=スタッフ」という企業コンセプトを体現

銚子丸は、関東を中心に92店舗を展開するグルメ回転寿司チェーンであり、従業員を“銚子丸一座”の劇団員に見立てた劇場型接客スタイルをブランドの核としています。CMはこの企業姿勢をそのまま表現し、エンタメ性と食の魅力が融合する独自の店舗体験を印象づけるものです。他の回転寿司チェーンとはことなる表現方法といえるでしょう。

このようなブランディングに基づくCM展開は、回転寿司という競争の激しい業態において差別化を図る有効なアプローチ方法。視聴者に「行ってみたい」と思わせる来店動機の喚起にもつながりそうです。

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