表参道に“決意の手紙”を掲出 坂本花織×シスメックスのエモーショナルOOH

シスメックス株式会社は、同社所属のフィギュアスケーター・坂本花織選手が現役最後のシーズンに挑むにあたり、直筆の“決意の手紙”を掲出するOOH施策を2025年12月15日(月)から21日(日)の期間限定で実施。掲出場所は東京メトロ表参道駅構内で、12月18日(木)から21日(日)に行われる第94回全日本フィギュアスケート選手権大会にあわせて展開されます。

企業広告というよりも、現役生活を支えた企業とアスリートがともに発信する“集大成”のメッセージであることがうかがえます。

引退表明を受けて「感謝」と「覚悟」を

本施策は、現役引退を表明した坂本選手がこれまでの競技人生を振り返り、支えてくれた人々への感謝と最後の大会への覚悟を社会に届けることを目的としたものです。OOHには本人が手書きで綴ったメッセージをそのまま大型ポスターとして掲載。感情のこもった文字を通して、競技と向き合う真摯な想いを伝える構成です。

また、全日本選手権の会場である国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)に近いことから、自然な動線で多くのファンや観戦者の目に触れるよう設計されました。

「いつも通り、いってきます」

掲出された手紙には、「泣いたり、笑ったり、転んだり、また立ち上がったり。振り返れば、それが私のスケート人生です」と始まり、拍手や応援の声がいかに自分の力になってきたかが綴られています。

「完璧よりも、自分が納得できる演技を目指す」と語る姿勢からは、最後まで自分らしく競技に臨もうとする意志が感じられます。そして最後に「それじゃ、いつも通りいってきます」と締めくくられるこの手紙は、応援する人々の心に強く響く内容です。

OOHでありながら、まるで選手から直接手紙を受け取ったかのような感覚を受ける、情緒的な設計が光ります。

同郷アスリートと企業の共創事例

同社は、本社所在地と選手の出身地が同じ神戸であるという縁から、坂本選手をサポートきました。本施策では駅という公共性の高い場で、OOHという形式を借り、本人の言葉を通じて人々の心に訴えるエモーショナルなコミュニケーションを実現しています。

本企画は、選手の節目を社会全体に伝え、応援をつのるために実施されました。企業としてのスポーツ支援を解像度を高くして可視化し、広告が情報発信であると同時に、感情共有の場になりうることを感じさせました。

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