NOT A HOTELが雑誌を創刊 日本が誇る地域文化の魅力を世界に発信
世界的な建築家がデザインした高級別荘を、1棟買いまたはシェア購入できるライフスタイルサービスを展開するNOT A HOTEL株式会社が、日本各地の地域文化を紹介する雑誌『THE NEW JAPAN(ザ・ニュー・ジャパン)』を創刊しました。

英語と日本語のバイリンガル構成で、日本の地域文化に興味を持つ国内外の読者をターゲットに、まだ訪れたことのない土地を訪れるきっかけを創出することをミッションとしています。
創刊号のテーマは「八重山諸島」。石垣島や西表島をはじめとする島々のクラフトやフードカルチャー、伝統建築、観光の新しい視点を紹介しています。
誌面では、石垣島を象徴するドリンク「ゲンキクール」や、帆船サバニの復活、竹富島の伝統建築を守る取り組み、与那国島における“アンチ・ツーリズム”の試みなど、地域に根ざした文化を深く掘り下げる記事が並びました。

さらに、2025年7月に開業した「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」のデザインをめぐるビハインドストーリーを現代建築家・藤本壮介氏が語る特集も掲載されています。
編集長は『アメトラ 日本がアメリカのファッションを救った話』著者のW・デーヴィッド・マークス氏、アートディレクターは、デンマークのレストラン「Noma(ノーマ)」が京都に期間限定出店した『NOMA IN KYOTO』のデザインを手掛けたイアン・ベネット氏が務めます。価格は税込4,378円、判型はA4変形で全188ページです。公式サイトで販売を開始し、今後は書店展開も予定されているそうです。

また、この創刊を機に雑誌と連動したオーダーメイドトラベルサービス「THE NEW JAPAN JOURNEY」が始動しました。NOT A HOTELでの滞在を軸に、移動・食事・宿泊・アクティビティーまでを丁寧に提案するというサービス。ガイドブックには載らないローカルな体験を提供し、地域文化を深く味わう旅とめぐり会えるとのこと。
NOT A HOTELは、物件を「購入」することで権利を得る個人をオーナーとしていますが、この「THE NEW JAPAN JOURNEY」は、オーナーでなくとも、すべてのNOT A HOTELを横断して予約することができる唯一の窓口として位置付けられています。

廃刊や休刊が相次ぐなか、なぜ今「雑誌」なのか。NOT A HOTELは「日本の価値を上げる」というミッションを掲げ、建築やデザインを通じて地域の魅力を世界に向けて発信してきました。今回の取り組みは、その文脈をさらに広げる試みです。
誌面の一部は公式サイトやInstagramでも公開予定で、紙とデジタルを組み合わせたハイブリッドな情報発信にも注目が集まります。従来の旅行・ライフスタイル誌とは一線を画すカルチャーマガジンが、どのような反響を呼ぶのでしょうか。
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