駅の壁面を有効活用 交通広告の可能性を探る大型プロジェクター広告が秋葉原に登場

ジェイアール東日本企画は、パナソニック コネクト株式会社と協業し、JR秋葉原駅に大型プロジェクター広告「AKIBA DAWN(アキバドーン)」を導入。2025年10月6日(月)から約1年間、交通広告におけるプロジェクター活用の有効性を検証します。駅構内の壁面に直接映像を投影する新たな広告手法で、液晶パネルやポスターの設置を必要としない点が特徴です。

迫力ある大型映像を実現

「AKIBA DAWN」は、3台の液晶レーザープロジェクターを使った大型映像媒体です。設置場所はJR秋葉原駅中央改札内の吹き抜け壁面。横15.8m・縦4.2mの大画面に映像を映し出し、改札を出た人々の目に強いインパクトを与えます。

放映時間は5:00〜24:00で、毎週1社が独占して利用可能。音声はなく、駅利用者の動線に自然に溶け込む設計です。

名称の「DAWN(夜明け・暁)」は、薄暗い壁面にプロジェクターの光が差し込んで映像を表現するさまから命名されたもの。日常空間に突如現れるダイナミックな映像体験をもたらします。

広告の新たな選択肢に

従来の駅広告は液晶や筐体の設置、ポスター掲出など物理的な準備が必要でした。「AKIBA DAWN」は壁面とプロジェクターがあれば運用できるため、他駅への展開も容易だといいます。

秋葉原駅は観光客やビジネスパーソン、カルチャーファンなど幅広い層が行き交う駅。その中央改札正面での展開は、高い訴求効果が期待されます。

壁面を媒体化する新しい交通広告

プロジェクターを用いて壁面を媒体に変えるこの実証実験は、スペースの占有・確保が難しい都市部での交通広告に新しい選択肢をもたらすかもしれません。従来のデジタルサイネージなどと比して、柔軟にスピード感をもって設置が行えます。

大画面による視覚的インパクトを兼ね備えた新しいメディアであり、OOH、交通広告における技術活用のモデルケースとして注目を集めそうです。

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