\ Pick of the month /先月の話題事例ピックアップ<2025年9月>
PR EDGEにおいて、先月1ヶ月を通してたくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the month」。
今回は、UHA味覚糖のコロロ、ジップロック、Air France、宮崎県都城市、宮崎県新富町、BOSS、Tinderの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. マツコ・デラックスが昭和の新人アイドルに変身ーーグミ「コロロ」新CM公開
UHA味覚糖株式会社は、果実のような贅沢食感のグミ「コロロ」の広告にマツコ・デラックスさんを起用。2025年9月16日(火)より、新CM「アイドルマツコ」篇のオンエアを全国で開始しました。
マツコさんは、以前からテレビ番組内でも「コロロ」好きを公言しており、起用はブランド愛に裏打ちされたもの。CMでは昭和の歌番組を思わせる華やかな舞台を再現し、「はじける笑顔に一億人がいちコロロ」という司会者の紹介から、スポットライトを浴びる新人アイドル・マツコの姿が映し出されます。80年代アイドルになりきった姿に、コロロのフレッシュさや弾ける食感を重ね合わせています。
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2. ジップロックのこんな使い方、あり!? 20種類の“界隈”で調査する参加型キャンペーン
旭化成ホームプロダクツは、2025年9月3日(水)から「ジップロック® ありなし国民大調査」を開始。食品保存でおなじみのジップロックですが、推し活グッズやガチャ収納など、使い方は広がりを見せています。今回のキャンペーンでは、そうした新しい活用法を「あり? なし?」で問いかけ、全国の声を集めます。
特設サイトでは、提示された「推し活」「ガチャ」「子育て」など20種類の使い方に「あり/なし」で投票できます。9月21日(日)まで投票を受け付け、結果は10月6日(月)に公開する予定です。
投票に参加してSNSでシェアすると、抽選でオリジナルグッズやAmazonギフトカードが当たります。日常にあるさまざまな“界隈”を切り口に、生活者の声からジップロックの可能性を広げていくことが期待されます。
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3. 真紅のドレスを着た女性がエッフェル塔の頂上で見たものとは Air Franceのブランディング動画
フランスを代表する航空会社Air Franceは、優雅さと華やかさを兼ね備えたブランドであることをアピールするため、首都パリを舞台に同国が誇るエレガントな景観を活用したCMを公開しました。
パリの街角を颯爽と駆け抜ける赤い人影を映すところからはじまる動画は、通常であればあり得ないような長さのドレスを着た女性がエッフェル塔に向かう様子を描いています。
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4. 宮崎県都城市が車両広告を独占 東京モノレール企画電車「都城号」を運行
宮崎県都城市は、2025年10月1日(水)から12月31日(水)までの3カ月間、羽田空港からモノレール浜松町駅までを結ぶ東京モノレールで、企画電車「都城号」を運行します。1編成(6両)の車両内の窓上からドア横、中吊り広告まで、全ての広告を都城市がジャックし、「日本一の肉と焼酎のふるさと・都城」をPRするものです。
都城市による同様の企画電車運行は平成27年度からで、今回が11回目。1日平均11往復するという企画車両を通じて、羽田空港を往来する人に地域の魅力を伝えます。
掲出されるポスターは黒と赤を基調にした2種類。黒のデザインには鉄板で焼かれる分厚い肉と黒霧島を、赤のデザインにも肉と赤霧島をそれぞれ配置。構図は同じながら、黒と赤を対比させることで、シンプルながらも強い視覚的インパクトを放っています。
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5. 宮崎県新富町がVTuberを起用したふるさと納税プロジェクトを実施
宮崎県新富町の一般財団法人こゆ地域づくり推進機構が株式会社any styleと連携し、VTuberを起用したふるさと納税プロジェクトを始動。従来、ふるさと納税は特産品や返礼品を軸に訴求されてきましたが、今回の取り組みは若年層や新規層への接点を広げるものです。
本プロジェクトでは、VTuberの涼海ネモさんと茜音カンナさんが新富町を訪れ、特産品(うなぎ・ライチなど)や町の魅力を紹介するPR動画を制作。さらにライブ配信を行い、返礼品を直接ファンに届けます。オンラインだけでなく、リアルイベントやコラボグッズも展開し、オンラインとオフライン双方で話題と寄附の機会を創出します。
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6. 世界を救うのは勇者だけじゃない ドラクエを支える人に着目したBOSS×ドラクエコラボ
2025年9月2日(火)から全国で販売されているコーヒー飲料「BOSS」と、国民的ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズとのコラボ商品「BOSS QUEST 辿り着いた深煎り」(PR EDGEの紹介記事はこちら)。このコラボレーションを記念して、2025年9月8日(月)~14日(日)の期間限定で、東京メトロ新宿駅メトロプロムナードにて屋外広告を掲出します。
企画は題して、「ファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエストIII』の世界を支える人、全員数えてみた」。BOSSの商品コンセプトでもある“働く相棒”になぞらえて、ゲーム内に登場する「働く人」を全て数え、1人ずつ並べた屋外広告を制作。広告の全長15メートルにも及び、そのインパクトや普段は注目されない「ドラクエ内の働く人」に着目したアイデアが話題を呼びそうです。
広告掲出開始と同日には、BOSS担当者が実際にドラゴンクエストをプレイし、キャラクター全員を目視で数えながら1人ひとりに感謝を伝える様子を撮影した、Webムービーを公開しました。
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7. “オバチャン”の金言アドバイスーーTinder、大阪で初めてOOH展開
マッチングアプリ「Tinder」は、2025年9月15日(月)から、大阪で屋外広告キャンペーンを開始しました。東京以外の地域での展開は今回が初めてだといいます。広告には、大阪で長年にわたり飲食店や衣料品店を営んできた“大阪のオバチャン”たちを起用。若者に向けたアドバイスを“オバチャン”たちの金言として展開します。
掲出場所は梅田アドストリートおよび大阪メトロの車両ドア横が選ばれました。そこで、“オバチャン”たちの人生経験に基づいたアドバイスを紹介します。話題は恋愛に限らないといいますが、るり江さん・内田法子さん・ヨウコさんからは、具体的な恋愛アドバイスがおこなわれているようです。
キャンペーン期間には、梅田アドストリートや、広告に出演した“オバチャン”が営むお店で、12種類の「金言トレーディングカード(通称:金言トレカ)」の無料配布が行われます。Tinderの有料プランやサービスを試せるクーポンが付属しているカードが含まれているといい、若者の新たな出会いを後押しする仕掛けを施しました。
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昭和100年ということで今年の施策には昭和レトロを取り入れたものが、トレンドとなっています。そんな昭和の雰囲気をたっぷり味わえるUHA味覚糖のコロロのCMは、マツコ・デラックスさんの起用による意外性も相まって大きな話題となっていることがうかがえる事例。先月は、こちらの事例にたくさんの人が注目していたようです。
また、宮崎県や大阪府などの地域特性の高い施策にも多くの関心が寄せられていたようです。多くの交通広告やイベント施策が都内近郊に集中しやすいなか、地方都市での広告展開やイベント事例、地方自治体の取り組みなどには根強い人気があることが感じられました。
その他のPick of the monthについてはこちら
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