コーヒー抽出かすを製品化 足立区「あだち ぐるぐるコーヒープロジェクト」

コーヒー生豆卸などを行うユーエスフーズ株式会社と、発酵技術を基にサーキュラーエコノミーの構築を目指す株式会社ソーイは、コーヒーの抽出かす(コーヒーグラウンズ)をアップサイクルするプロジェクト「あだち ぐるぐるコーヒープロジェクト」を始動しました。地域資源の循環を促す、ローカルなサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指す取り組みです。

日本全国では、現状、年間約86万トンものコーヒーグラウンズが廃棄されているとのこと。今回のプロジェクトでは、これまでごみとして捨てられていたコーヒーグラウンズを、約300年の発酵の歴史を持つソーイの「UP0TECH®」技術で新たな食品原料へと再生。この原料を使った新しいお菓子や飲料を、足立区内のコーヒー店や菓子店で販売するという、地域循環型のビジネスモデルになっています。

さらに、ユーエスフーズが取り組む、可処分所得の減少や人口減少で厳しさを増すコーヒーロースターの支援にもつなげ、来店動機の創出にも貢献します。コーヒーの抽出液だけを消費し、かすは廃棄するという現状を乗り越えようという施策です。

2025年9月にプロジェクト協力企業の募集を開始し、11月には協力企業による商品開発を予定。さらに、11月29日(土)に足立区が主催するSDGsイベント「ぐるぐる博 in 来た!アヤセ 2025」での成果発表と、2025年内の協力店での新商品販売をゴールに掲げています。

2023年の様子

地域を巻き込みながら、コーヒーグラウンズを「再生」していくCSR事例。地域のロースターを支援すると同時に、循環型経済の実現にも寄与しています。

コーヒーを楽しむときも、そのかすを使ったお菓子を味わうときも、「同じ豆から2度楽しむ」という体験を提供。これまでの当たり前を変え、地域とともに資源の可能性を広げるCSR事例です。

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