イメコン文化を次なるステージへ──仮面とドレスで”別人”になる一夜限りの舞踏会
ドレスフォトスタジオ「Dresspocket」(運営・株式会社Fity)が2025年11月29日(土)に東京都内で「令和版・仮面舞踏会」を開催。パーソナルカラーや骨格診断など”似合う”を軸にしたイメージコンサルティングが、ひろく浸透しつつある昨今を踏まえ、あえて”似合う”から離れ、”別人の自分”を演出するという新しいドレス体験を提案するイベントです。
ファッションや美容への関心が高い人びとが、SNSなどを通じて情報収集し、自分に合ったスタイルを見つける手段として骨格やパーソナルカラー、顔タイプなどの診断に注目したことで、イメージコンサルティング(イメコン)が急速に浸透した昨今。一方で、同社によると「似合うもの以外を着てはいけない空気」を感じ、本来の”好き”を楽しみにくいという声も聞かれるといいます。
このイベントは、そうした現状への新たなアプローチとして企画されたそうです。参加者は当日身につけるドレスをおよそ80着から選び、仮面をつけることで「別人の自分」を演出。仮面によって鼻や眉が隠れることで印象が大きく変わり、普段は幼く見られがちな人がゴージャスに見えたり、クールで大人びた人がフェミニンな雰囲気になったりする「変身」を楽しみます。
そして、参加者同士が互いのパーソナルタイプを推理し合うゲームを実施。参加者の大半が単独での申し込みであることを見越して、推測プロセスから自然に会話が生まれる仕組みを設けています。さらに、会場は約200平方メートルの豪華な空間で、写真撮影を自由に楽しめるようになっているそうです。
同社は、ここで得た知見をもとにメインサービスであるドレス体験を、ファッションブランドや美容企業との商品・サービス連携、ホテル・ブライダル各社とのタイアップ、地方自治体と連携した地域資源の活用など、他分野との協業を目指すというマーケティングを企図しています。
さまざまな診断メソッドを実践し、ファッションやメイクに「好き」よりも「似合う」という評価軸を置く“イメコン文化”。自社サービスをPRすると同時に、変身願望をかなえるスタジオで見出した人びとの「本音」から着想したであろうユニークな企画です。ポテンシャルを最大限に引き出すための「似合う」という枠組みを一時的に離れてみることで、自由にファッションを楽しむ体験が、どのようなブランディングやサービスへとつながるのでしょうか。
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