食べた後の様子だけでシズルを描いたハーゲンダッツのミニマルOOH

猛暑が北半球を次々と襲い、夏はアイスクリームブランドにとって重要な商戦期。各社とも新しいフレーバーや期間限定のキャンペーンを行い、1人でも多く振り向いてもらおうとあの手この手でアピールします。日本ではコンビニエンスストアで気軽に手に取れるものの、プレミアムな雰囲気をまとっている“庶民の高級アイス”とも言えるハーゲンダッツが、イギリスでまさに王者の風格とも言うべき意欲的なOOHを公開しました。

“Devoured(食べ尽くされたあと)”というタイトルで公開された複数のビジュアルで描かれているのは、なんと食べ終わったあとのハーゲンダッツのアイスクリームバーの棒の部分。商品そのものが写っていないのにもかかわらず、なぜか不思議と商品を連想させ、しかもその味や食感、舌触りまでをも想起させるようなシズル感をまとったビジュアルに仕上がっています。

ハーゲンダッツのGlobal Headを務めるPriscilla Zee氏は「我々と長年協業し続けてくれている広告代理店・BBHとこのような作品を企画できたことを光栄に思います。ハーゲンダッツならではの唯一無二な商品力の高さをここまでミニマルなクリエイティブに落とし込むためのクラフト力に感心するとともに、まさに最後のひと口まで味わいたくなるようなビジュアルを世に出せてよかったです」とコメント。アイスクリーム業界にとって参考となるOOH事例となったのではないでしょうか。

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