コクヨがカセットを再解釈した音楽レーベル「ORDINARY AUDIO」を始動

コクヨ株式会社のインハウス・デザインコレクティヴであるYOHAK DESIGN STUDIOは、原宿の商業施設・ハラカドで運営するファクトリー+プリンティングレーベル「COPY CORNER」の新企画として、ミュージック・カセットシリーズ『ORDINARY AUDIO』を始動。国内ミュージシャン5組のオリジナルアルバムを、7月16日(水)から発売します。

COPY CORNERは、印刷を中心としたファクトリー機能とショップ機能をあわせ持つ施設です。「プリント・コピー・印刷」を通して日用品の価値を再定義することをコンセプトに、作り手と使い手とを結ぶプラットフォームとして、多彩なアイデアを発信しています。

今回、印刷を通じて新たな価値を見出すのは「カセットテープ」。近年、音楽メディアとしても世界的に再評価されているカセットテープは、誰もが気軽に録音・複製ができるプロダクトでもあり、クリエイティブなDIYの象徴とも言えます。

プロジェクトの第1弾となる本企画では、“Sound for Good Alone(ひとりの時間に寄り添う音楽)”をキーワードに、日本を拠点にさまざまなフィールドで活躍するミュージシャンやバンド5組に新曲制作を依頼。

岡田拓郎、in the blue shirt、H. Takahashi、BROTHER SUN SISTER MOON、Summer Eyeが参加した楽曲は、カセットテープというフォーマットで販売され、懐かしさを感じるカセットテープと現代的な音楽との融合が、これまで気づかなかったカセットテープの新たな魅力を発見するきっかけとなりそうです。

発売されるタイトルのパッケージには、COPY CORNERでのリソグラフ印刷を施したオリジナルデザインのペーパーボックスが使用されています。各アーティストや楽曲に着想を得た全5種のデザインは、これまでのカセットテープのイメージからギャップのあるビジュアルに仕上がっており、鮮やかで印象的なデザインが注目を集めそうです。

また、リソグラフ印刷ならではの版画のような色ムラやかすれといった風合いからも、そのアナログ感をあえて楽しむことができ、印刷や紙製品の再評価にも繋がるプロダクトとなっています。

リリースを記念して、同社がプロデュースする直営店「THINK OF THINGS」でのイベントも開催。ジャンルに留まらないユーザーとの接点創出で、ブランドの認知拡大を図っています。

文具メーカーでありながら、「プリント・コピー・印刷」の解釈を広げ、音楽シリーズを立ち上げるという意外性が注目される本企画。異色の組み合わせでありながら、親和性をも感じるプロダクトに仕上がっており、企画を通してブランドの価値と独自性をPRする取り組みとなっています。

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