駅が“推し活”の舞台にーーももクロ×JR東日本、ライブ連動プロモを展開

2025年夏、ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)の夏ライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎ2025 in 横浜スタジアム」にあわせて、JR東日本との大規模なコラボレーションプロモーションが展開されます。駅や改札機、構内放送といった“移動の空間”を活用し、ファンの推し活体験を拡張する取り組みです。

関内駅から始まる“応援体験”

JR東日本が展開する「推しSta!(オシスタ)」は、駅や鉄道を“推し活”の舞台として活用するサービス。今回の施策では、関内駅北口改札を中心に、ライブ開催前から駅空間が「応援モード」に包まれます。改札機の装飾や、ももクロメンバーによる音声演出、構内放送などを通じて、現地に向かうファンの気持ちを盛り上げていきます。

改札機の装飾は7月28日(月)から、音声演出は8月1日(金)からスタートし、ライブ当日である8月2日(土)・3日(日)には、ももクロによる駅構内放送も実施される予定。ファンが駅に降り立った瞬間から「ライブの世界観」に没入できる仕掛けとなっています。

「応援チケット」で名前を掲出

さらに、JRE MALLで販売されている「応援チケット」を購入すると、ニックネームが記載されたパネルやポスターに掲出される仕組みも用意。駅構内に自分の名前が、応援の証として残ることが魅力です。

この応援チケットは1口から申し込むことができ、デジタル販売チャネルを通じて手軽に参加できます。

そのほかにも今回のプロモーションは、横浜エリア全体に拡大。ライブ当日から8月末まで、メンバーと一緒に横浜を歩いているような気分で楽しめる音声ガイドを聴きながら、横浜の街をめぐるという企画が行われます。これは、イノーラル録音技術『Re:Sense®』を使用したという取り組みです。

JR東日本の中長期戦略を体現する取り組み

本プロモーションは、JR東日本が掲げる中長期戦略「Beyond the Border」で示された「コンテンツ軸の流動創出」を実装した取り組みだといいます。ライブイベントを起点に、鉄道利用を促進し、駅やまちの双方でファンの滞在時間や消費行動を活性化させています。

また「推しSta!」は、JR東日本グループの新事業創造プログラム「ON1000(オンセン)」で採択されたプロジェクトで、社員から生まれたアイデアを事業化しています。

鉄道×エンタメの可能性

「ライブ当日だけでなく、前後の時間や移動も含めて“推し活”を楽しんでもらう」……そんな想いから設計されたこの事例。ファン体験を広げるだけでなく、地域全体の回遊促進や経済活性にもつなげようという次世代型のプロモーションです。

イベント単体で終わらせるのではなく、鉄道や商業施設、観光資源を活用することで、体験の総量を増やしていく、没入型の「場づくり」が光る事例といえるでしょう。

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