UGCを大量創出した仏・小売のAI活用施策
ドイツに本社を構え、ヨーロッパ諸国に多数展開するディスカウントストアチェーンのLidl。さまざまな商品を低価格で販売するほか、過去には自社のブランドカラーである赤・青・黄を使ったオリジナル商品も発表しています。
それらの商品は、たとえばスニーカーの発売日に500人の行列ができたり、12ユーロのグッズが1,000ユーロで転売されたりと高い人気を誇ります。そんなLidlのオリジナル商品熱をさらに高めるために同社がフランスで行ったのは、多くのSNSユーザーを巻き込んだ大型のデジタル施策でした。
“Lidlize(Lidl化させよう)”という施策は、まず画像生成AIを搭載した専用サイトを公開し、そこでゲーム機やソファ、ジャケットやゴミ袋に至るまで幅広い商品をLidlカラーで表現できるようにしたのです。その結果、多くのユーザーが参加したことでSNS上には遊び心満載のUGC(ユーザー生成コンテンツ)が溢れかえりました。
最も多くのいいねを集めることに成功した事例は、なんと商品化されます。最終的に優勝した自転車は現在開発中とのことで、ユーザーのニーズを捉えつつエンタメ要素も付け加え、さらには商品化までするキャンペーンはあまり例がありません。
200万個を超えるUGCを生み出し、6,000万インプレッションを獲得したこの施策。王道なプレゼントキャンペーンの先にある新しい形のデジタルコミュニケーションの可能性を提示しました。
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