短尺動画にもプロダクトプレイスメントの波ーーエアアジア就航各都市が舞台

学生としてコロナ禍を過ごしたZ世代に顕著だといわれている“海外旅行離れ”。治安や円安傾向を示す為替相場、経済事情……さまざまな要因が取りざたされています。

そんな若年層をターゲットとして、マレーシアを拠点とするアジア最大級の格安航空会社(LCC)エアアジアが、配信ショートドラマシリーズとコラボレーションしました。

このドラマでは、マーケティング手法である「プロダクトプレイスメント」を活用しているといい、エアアジアが就航するアジア9都市を舞台に撮影が行われました。

そのタイトルは、『Fly and Go!~世界一ドタバタな出張~』。元AKB48の濱咲友菜(はま・さゆな)さんが方向音痴な大学生を熱演しているといい、6月24日(火)からショートドラマアプリ「BUMP」にて配信されています。

「プロダクトプレイスメント」とは、実在する企業や商品の名称をそのまま映画やドラマなどの作品内で描く劇中タイアップ手法です。たとえば、『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズで、葛城ミサトが手にするビールは「ヱビスビール(YEBISU)」と「エビチュビール(YEBICHU)」の2種類。

前者が正式に製造社であるサッポロビールとタイアップ契約をしているかは定かではありませんが、かつてサブカルチャー領域では後者のように実名ではなく、パロディとして描かれることがほとんどでした。

旅行・観光関連業種において、ドラマ、映画などとのタイアップは頻繁におこなわれる手法ですが、アプリ配信ショートドラマでも、マーケティング手法としての「プロダクトプレイスメント」を実践。ターゲット層と同じ世代の若者たちを描くことで、リーズナブルで青春の冒険に相応しいエアラインであるというイメージを訴求しました。

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