歌って踊って行動変容を促したイラクのドリトスのCM

ドリトスは、原料となるとうもろこしの風味やディップソースとの相性の良さから、世界中の国と地域で愛されているアメリカ生まれのトルティーヤ・チップスです。その人気は中東・イラクにまで及んでおり、老若男女から高い支持を得ている一方で、現地ではあまりディップされないという商品にとって深刻な課題を抱えています。

そこで、ドリトスの本領はディップと組み合わせた時にこそ発揮されるというメッセージを伝えるため、歌と踊りが印象的なCMを公開しました。

溶かしたチーズにひき肉とハラペーニョなどを混ぜたナチョスとして食べるのが南米流だとすれば、イラクではもっと別のディップソースがあることを描けばいい……動画では、主人公が歌うポップでアップテンポな曲に合わせて、さまざまなソースが登場します。

例えばグリルトマトのソース、ヨーグルトときゅうりを混ぜたソース、茄子を原料とした独特な見た目のソースなどを、ドリトスにディップする様子が映し出されます。美味しさ自体は既に伝わっている自信があるからこそ、挑戦的な選択肢を提示できたのかもしれません。

一定の商品認知がある上でさらなる魅力を伝え、最終的にはユーザーの行動変容を促すという難しいお題に対して、多くは語らずビジュアルで訴求したこの戦略、実際にどれだけの行動変容が生じたのか気になるところです。

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