グラミー賞やスーパーボールをジャック!? ネットミームの大胆な活用方法

調味料を中心に扱う食品大手のハインツはことケチャップにおいて抜群の知名度を誇ります。近年ケチャップと同じくらい力を入れているのが卓上マスタードで、このたび人気ラッパー・Kendrick Lamarの楽曲に起因する“とあるネットミーム”にちなんだソーシャル施策を展開しました。

その“とあるネットミーム”とは、Kendrick Lamarが2024年にリリースした「tv off (feat. Lefty Gunplay)」の途中で「Mustard!(Kendrick Lamarのプロデューサーを務めているMustard氏のこと)」と叫ぶバースをSNSユーザーが面白がってジョークにしたもの。曲の発表直後にはXをはじめとした各種SNSでパロディ動画が流行し、ハインツはこのタイミングを逃すまいとしてすぐさまMustard氏に連絡を取り、コラボCMを制作したのです。

SNSでのバズの多くは刹那的なものとして終わってしまう一方で、ハインツはCMの公開だけに留まることなく、最終的にはMustard氏を同社のChief Mustard Officerという架空の役員に任命するなど、多角的なアクションを実施。

本格的なコラボ施策を連続的に仕掛けることで、グラミー賞やスーパーボウルをはじめとした“Kendrick Lamarがメディアに露出するあらゆる接点”において常に話題の中心となり続けることに成功しました。

SNSトレンドの移り変わりは激しく、継続して話題を生み出すためには何よりもタイミングとスピードが命であるということが痛いほど伝わってくる事例でした。

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