“特別な存在”になれ　米海軍のリクルートCM

イギリス軍やアメリカ軍など、これまでもPR EDGEで何度か紹介している国の軍隊の採用広告。そのどれもが深い愛国心と目的意識を持った若者に対して向けられており、クリエイティブの表現こそ変われど本質的なメッセージは不変であるとも言えるでしょう。

今回ご紹介するのは、アメリカ海軍によって制作された「いつかは何者かになりたい」と願う若者に向けて描かれた、とある勇気ある少年のストーリーです。

「心の奥底で自分は特別だと思っている君へ。誰も見ていない時に一歩踏みだすための勇気が欲しいと思っている君へ。今こそ証明する時が来た、君が本当に特別であるということを」

――シンプルにまとめられつつも強烈なメッセージ性を帯びたナレーションと共に描かれるのは、ひったくり被害に遭ってしまい助けを求める老婆を目にした何の変哲もない少年。誰かのためになりたいという多くの人が抱いている感情と、それを実行するための勇気を端的に描いています。

とにかくストイックで、ハードな環境を耐え抜かなければなることすら叶わないアメリカ海軍が求めているのは、強靭な肉体や鋼のメンタルだけでなく“祖国のためになりたい”という揺らぐことのない想い。そんな想いを少しでも抱いている人を明確なターゲットとして設定した印象的なCMでした。

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