転生したら「絶滅」しちゃうかも?生物多様性の危機を知る「絶滅危惧どうぶつ転生診断」
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、5月22日の「国際生物多様性の日」に寄せて、絶滅のおそれのある野生動物の現状を広めることを目的としたWebコンテンツ「絶滅危惧どうぶつ転生診断」を公開しました。
本施策のテーマとなっている「絶滅危惧種」は、開発による生息地の減少や乱獲、環境汚染等が原因で、絶滅のおそれが高まっている野生動物です。国際自然保護連合(IUCN)が、世界の野生生物の生息状況について評価・発表している「レッドリスト」では、4万7,000種以上の野生生物が「絶滅のおそれの高い種」として分類されており、生物多様性を守るためには、絶滅危惧種について知り、行動していくことが急務となっています。
そういった背景から、「絶滅危惧どうぶつ転生診断」は「もしあなたが絶滅危惧どうぶつに転生したら?」という設定で、生物多様性について理解し行動するきっかけとなることを目指しています。特設サイト上で、簡単な5つの質問に答えることで、トナカイ、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダなど16種の絶滅のおそれのある野生動物から、自身がどの動物に転生するかを診断することができます。
診断結果からは、それぞれの野生動物の特徴や個体数といった情報のほか、その動物にどんな危機が迫っているのかを学ぶことができ、楽しみながら野生動物への理解を深めることができます。また、結果画面から絶滅危機どうぶつを守る支援(WWFマンスリーサポーター)を申し込むことも可能で、診断からすぐに支援行動につなげる導線も設計されています。
転生される16タイプの野生動物には、「デリケートなこだわり派 カバ」「遥かなるカリスマ ユキヒョウ」「気ままでいたい放浪者 アオウミガメ」といったキャッチコピーがついており、「野生動物への転生」という斬新な内容でありながら、自身の性格や特性と照らし合わせ、納得感や自分ごと化に繋げるための工夫が施されています。
また、「絶滅危惧どうぶつ」のイラストは、国内外で活躍するボディペイント・アーティストのチョーヒカルさん描き下ろしとなっており、リアルで美しいイラストが野生動物をさらに魅力づけしています。診断後には、転生した野生動物のイラストをダウンロード可能。さらに、SNSアイコン用の動物イラストもダウンロードして使用することができ、SNSでの拡散を促進する仕掛けにも余念がありません。
普段触れることの少ない「絶滅危惧種」や「生物多様性」というテーマですが、「転生診断」というアイデアを用いることで、野生動物が直面する状況や環境問題がより身近に感じられ、行動のきっかけに繋がる施策となっています。
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