京浜工業地帯を駆けるBtoB広告 産業用製品検索サービスの交通広告

愛知県に本社を置くZAZA株式会社が、JR南武線・鶴見線の全車両で、2025年2月に車内広告を掲出しました。

移動時間に視聴されることで、 接触率の高さがメリットとされる車両広告。そして、公共交通機関であることから、不特定多数へ訴求する広告が求められます。同社が掲出した広告は、産業用製品検索・比較サイト「Metoree(メトリー)」の存在を認知させ、より多くの企業がサービスユーザーになることを目指すもの。

交通広告は、一般的にターゲット層が広いtoC事例が多くみられ、この施策はややニッチともいえるサービスをめぐるものですが、車両広告の常識を逆手にとったユニークなアイデアが光ります。

この広告において、メトリーのターゲット層は、東京・川崎・横浜を中心とした東京湾西岸の臨海地域から内陸部に広がる京浜工業地帯へ通勤するエンジニアや研究者、購買担当者。そのため、広告を掲出した路線は、京浜工業地帯の玄関口ともされる浜川崎駅と東京西部のベッドタウンを結ぶ南武線、さらに鶴見駅を起点として通勤路線として機能する鶴見線が選ばれました。

鶴見線 海芝浦駅

鶴見線は、事業所の敷地にあるため従業員や来訪者以外は「改札から出られない」という駅(海芝浦駅)があり、規模は異なれどそれぞれの駅周辺にある工場などへの通勤輸送を支える重要な「ローカル線」です。

まるでオンラインのリスティング広告のように潜在的なサービス利用者にリーチできる掲出エリアを選定したことで、デジタル施策では得難い「たびたび接触しても嫌われにくい」特性も享受できた好事例かもしれません。

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