沢井製薬、イメージキャラクター高橋英樹さんとの契約満了。20年の感謝を屋外看板で表現

沢井製薬株式会社は、2025年3月31日（月）をもって、20年間イメージキャラクターを務めた高橋英樹さんとの広告出演契約を終了します。これまでの感謝を込めて、大阪市の沢井製薬本社ビルの屋外看板デザインを期間限定で変更し、高橋英樹さんへ向けた感謝のメッセージと、「感謝を胸に、私たちは次のサワイへ。」のコピーを掲出します。

同社は、ジェネリック 医薬品の製造・販売を行う企業ですが、高橋英樹さんがイメージキャラクターに就任し、テレビCM放送を開始した2004年当時は、「ジェネリック医薬品」という言葉の認知度はまだ低いものでした。これまでの20年間で10本以上のテレビCMを制作し、ジェネリック医薬品の認知度向上と普及に向けて尽力してきました。

こうしたCM展開に加え、国によるジェネリック医薬品の使用促進策も後押しとなり、現在では数量ベースで85％のシェアを占めるまでに成長。高橋英樹さんは、より多くの人々がジェネリック医薬品を選択できる社会の実現に貢献した存在といえそうです。

「沢井製薬のCMといえば高橋英樹さん」という強いイメージが定着している中、契約終了は企業イメージの転換を伴うものです。しかし、あえて「感謝」のメッセージを前面に出すことで、企業の誠実な姿勢を示し、信頼感の維持・向上を図っています。

また、「感謝を胸に、私たちは次のサワイへ」コピーは、これからの新たな戦略への期待を喚起するもの。来期以降も「次のサワイ」を目指して、より一層ジェネリック医薬品の提供を追求していく同社の姿勢が伺える事例でした。

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