佐賀県×劇場アニメ『ベルサイユのばら』、コラボプロジェクト「ベルサイユのさが」始動
佐賀県は県内のモノ・コトを起点に、企業やコンテンツとのコラボレーションを通じて“新しい驚き”を生み出す情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、2025年1月28日(火)より劇場アニメ『ベルサイユのばら』とのコラボプロジェクト「ベルサイユのさが—ばらを訪ねて佐賀県へ—」(以下「ベルさが」)を開始しました。
本プロジェクトでは、劇場アニメ『ベルばら』のキャラクターたちが佐賀県を旅するオリジナルストーリーを軸に、多彩なコンテンツを展開予定です。
『ベルばら』の優雅さと佐賀県のユーモアが生んだ唯一無二の世界観
本施策は話題性のあるコンテンツを活用し、佐賀県の観光や特産品を効果的にPRする戦略的な取り組み。『ベルサイユのばら』の世界観と佐賀県の「ばら」文化を掛け合わせることで作品ファンへの訴求を図るとともに、佐賀県の新たな魅力を発信することが目的です。
スペシャルムービーでは、オスカルたちがマリー・アントワネットのために佐賀県の「ばら」を探し求める珍道中が描かれ、「ばら」違いのエピソードが続出するコミカルなストーリーが展開。キャラクターたちが翻弄される様子はSNSでも拡散されやすく、多くの話題を集めそうです。
また、本プロジェクトは観光誘致にとどまらず、佐賀牛や佐賀県産ばら、「いちごさん」などの特産品をフィーチャーした施策も展開。佐賀県の食文化や地域資源をPRすることで、観光と物産振興の両方を視野に入れたプロモーションであることが伺えます。
「佐賀牛」に「いちごさん」佐賀の名品と『ベルばら』が生み出す新たな魅力
第一弾として公開されたスペシャルムービー「ベルサイユのさが」では、オスカルたちが佐賀県で「ばら」を探す旅に出るストーリーを描写。劇場版と同じ声優陣が出演し、本格的な演出でありながらもユーモラスな要素をふんだんに取り入れ、佐賀県のさまざまな「ばら」を紹介する内容となっています。
第二弾では、佐賀牛の美しい霜降りを「ばら」に見立てた“肉アート”ギフトが限定販売されるほか、佐賀県産のばらをオスカルの手紙付きでプレゼントするバレンタインキャンペーンが実施される予定。フランスではバレンタインにチョコではなく赤いばらを贈る習慣があることから、この施策は『ベルばら』の世界観とも親和性が高い取り組みとなりそうです。
第三弾では、佐賀県を旅するオスカルたちの珍道中を描いたオリジナルコラボ漫画が公開されるほか、佐賀県のブランドいちご「いちごさん」を使用したコラボスイーツを販売。佐賀県の特産品と『ベルばら』のキャラクターを結びつけることで、食品業界への訴求にもつながる施策となっています。
本施策の注目ポイント
「ベルサイユのさが」は、地域PRの好例といえる注目のポイントがいくつかあります。
1つは、有名作品とのコラボにより認知度を向上させようとしている点。『ベルばら』という日本を代表する名作との連携によって、佐賀県のPRに新たな視点を加え、多くの人々の関心を引ける可能性が高いです。
また、地域資源を活かしたストーリー設計が工夫されているところも見逃せません。佐賀県の「ばら」や特産品と『ベルばら』の世界観を融合させることで、コラボに必然性を持たせ、観光誘致だけでなく特産品PRにも効果的な施策が実施されています。
さらに、SNSでの拡散を意識したユーモア要素も注目ポイントの一つ。「ばら」違いのエピソードや、キャラクターたちのリアクションをコミカルに描くことで、視聴者の興味を引き、自然な形で拡散されそうな仕掛けはまさに秀逸です。
最後に、観光誘致だけでなく、特産品の販売促進にもつながる点も注目したいところ。佐賀牛やいちご、ばらなどをフィーチャーした施策を同時に展開することで、観光業だけでなく、地域の食文化や農産物の振興にも貢献するはずです。
「ベルさが」が示す地方創生の新たな形
「ベルサイユのさが—ばらを訪ねて佐賀県へ—」は、有名作品と地域の特色を融合させることで、新しい形の観光・物産PRを実現した好例です。
SNSでの拡散性を意識したユーモラスなアプローチ、観光と特産品の両方を活かした施策展開、そして豪華声優陣を起用した本格的なコンテンツ制作によって、「楽しみながら佐賀県の魅力を知る」プロジェクトとして、多くの人々の関心を引けることでしょう。
今後、地域PRを検討する企業や自治体にとって、作品の世界観と地域資源を掛け合わせる発想は、効果的なPR戦略の一つとして参考になるはず。本施策のこれからの動きから目が離せません。
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