商店街への回遊率アップを狙う、渋谷のインバウンド対策とは?
渋谷センター商店街振興組合が、街歩き企画を2025年2月2日(日)から開始すると発表しました。
企画の第一弾として発表されたのは、観光ガイドブック「まちパスポート」の配布。地元の人のおすすめスポットや体験情報を通じて、センター街の楽しみ方を発信します。
渋谷センター商店街は、インバウンド観光客が増加しているエリアでありながら適切な対策が進んでおらず、消費額が伸び悩んでいる現状の改善を目指しています。スクランブル交差点やハチ公など有名なスポットを訪れるものの、商店街はスルーしていた観光客がガイドブックを手にすることで商店街を回遊し、売上アップに繋がることを期待しているようです。
また、配布開始日にはイベント「センター街 つながるDAY」を開催。蚤の市や「和」をテーマにしたファッションショー、歌舞伎や和太鼓のステージなど、日本の文化を存分に感じられる企画が目白押しです。当日は渋谷区長の参加も決まっており、街をあげてイベントを盛り上げようとする気合いが感じられます。
昨今、急激にインバウンド客が増加し、対応に追われている地域は多いでしょう。街を観光客に合わせて大きく変化させるのではなく、情報発信を工夫することで改善を狙う方法は、ほかのエリアでも再現性の高いアイデアです。
地元民にもメリットが生まれる同企画は、今後ますます増えるであろうインバウンド観光客と共存するためのヒントになり得るでしょう。
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