2024.12.27

大掃除で出た不要なモノで寄付アクション「あなたのはがきが、だれかのために。」CP

子どもの権利保護・支援等に取り組む国際協力NGOシャプラニールは、自宅やオフィスに眠る書き損じ・未使用はがきや余った切手などの寄付を全国的に呼びかける「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを、2024年12月16日（月）から2025年3月31日（月）までの期間で実施しています。

今回のキャンペーンは、昨今の郵便料金の値上がりや「年賀状じまい」の急増に伴う年賀状離れがあるといいます。シャプラニールへの寄付のうちおよそ50％（過去10年平均）をはがきなどによる物品の寄付が占め、今後の「年賀状じまい」のさらなる加速による寄付の減少が懸念されています。また、はがき1枚あたりの交換手数料が2年前は5円でしたが今年から13円へと値上げされ、約650万円（50万枚の寄付があった場合）の経費増額に直面しています。

そんなシャプラニールへの寄付の減少も懸念される中、持続可能な開発目標（SDGs）の児童労働撲滅の達成期限を迎える2025年を目前に、児童労働削減の活動をさらに強化をするべく、2024年度からは貴金属類、外貨紙幣、商品券を寄付品目として新たに加え、よりいっそう多くの寄付を全国から募っています。

はがきなどの寄付は日本国内で換金され、児童労働を未然に防ぐ事業や働く子どもたちへの生活・教育環境改善への取り組みなどを通じて「貧困のない社会の実現」をめざすシャプラニールの活動全般に活用されます。

本キャンペーンでは、大掃除・断捨離シーズンを迎える今、モノを手放し生活環境を整えるだけでなく、不要なモノを次の誰かのために活かすことを推奨しています。この取り組みは、2024年度で16年目を迎え、子どもからおとなまで世代を問わず、誰もが気軽に参加できる「はがき1枚からできる社会貢献」として全国に広がっているものです。

たとえば、85円の年賀はがき10枚（約700円）の寄付が、バングラデシュで働く子どもたちための読み書きを学ぶ授業を1日実施する費用相当になるといいます。

年始の挨拶を郵便はがきで行わない人も増え続け、年賀状の発行枚数は減り続けていますが、使いきれなかったハガキはまだまだ家庭に眠っているかもしれません。それだけではなく、大掃除で発掘されそうな不用品を寄付することで社会貢献につなげているところがポイントとなっている今回のキャンペーン。

一年の最後に家の中をすっきりと片付けながら、社会貢献となる寄付アクションに結びつく絶好の機会です。たくさんの人に参加してほしいキャンペーン事例がありました。