さまざまに進化する! 自販機を活用した最新国内施策10事例まとめ
コロナ禍での無接触、人手不足の解消など、さまざまな側面で活用されるシーンの増えた自動販売機。
今回は、そんな自動販売機にまつわる、ちょっとおもしろい活用施策の最新事例を10事例まとめてお届けします。
1. コクヨが、羽田エアポートガーデン内にて「文具のIoT自販機」の実証実験を開始
コクヨは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)化された自動販売機(以下、IoT自販機)での文具の購買体験を行う実証実験を開始。2023年1月31日(火)に羽田エアポートガーデン内に開業する直営店「KOKUYODOORS」の店内に設置し、第1弾として7種類の商品を販売しました。
使い心地を追及しながら、機能・品質・ラインアップをユニークに進化させてきたコクヨの文具。その奥深さの伝達や目的買い以外の客との偶発的な出会いを目的として、IoT自販機を採用したそうです。
無人での自動販売機能により、低オペレーションで来店客との接点を創出。それだけでなく、ペットボトルなど飲料品の形状やサイズにとらわれざるを得ない一般的な飲料の自販機とは異なり、ノートなどの幅広いラインアップが販売可能になりました。
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2. 王道の手土産がついに自販機に登場!オフィスの「お疲れさま〜」がさらに手軽に
ヨックモックは2023年10月23日(月)、店舗の営業時間外やオフィスでもお菓子が購入できる自動販売機「いつでもヨックモック」を、東京都港区の泉ガーデンタワーに設置しました。オフィスビルへの「いつでもヨックモック」設置は、都内初の試みに。
ヨックモックでは「仕事の合間や休憩時間に、お菓子でリフレッシュしてほしい」という思いから、「いつでもヨックモック」をオフィスビルへ設置。社用ギフトとしても使えそうな代表商品シガール®︎や、ヨックモックの定番クッキーを紙箱に詰めた「MY YOKUMOKU」などのクッキーのほか、期間限定商品も展開しました。
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3. 需要はいかに? 業界初となる「ご祝儀袋の自販機」が登場
紙製品・化成品メーカーのマルアイが、2023年11月1日(水)から11月30日(木)までの期間限定、自動販売機でご祝儀袋の販売を試みました。
伝統的なものから華やかなデザインのものまで約500種類の祝儀・不祝儀袋を取り揃え、業界でもトップシェアを誇る同社。この自販機は東京メトロ有楽町線有楽町駅(D4出入口すぐ)に設置され、慶事や弔事で使用できる祝儀・不祝儀品の全15種類を販売しました。
例えば自動販売機で購入できる祝儀袋だと、3,000円の高価格品から数百円程度の安価な品まで幅広く取り揃え、挙式のスタイルや相手の好みなど、さまざまなシーンに合わせて選ぶことができるように。ほかにも、出産祝いとして贈ったあとも赤ちゃんのスタイ(よだれかけ)として二次利用できる布製の祝儀袋や、冠婚葬祭の場では必需品である袱紗(ふくさ)も販売されました。
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4. 肌の悩み別ボタンを押して悩み解決? 自販機活用のメンソレータムBOXサンプリング
ロート製薬は、1975年から製造・販売している「メンソレータム」ブランドによるリアルイベント「メンソレータム お肌のしんぱい自販機」サンプリングイベントを期間限定で実施。イベントは大阪のアトリウム広場と東京のJR東日本東京駅 スクエア ゼロにて展開されました。
「メンソレータム」は、発売当初より「やさしさ、ぬくもり、頼もしさ」というブランドコンセプトを掲げ、大切にしてきました。そんな「お肌を心配してくれるブランド」として全ての人の肌の悩みに寄り添いたいと思いから、今回のイベントでは巨大自販機「メンソレータム お肌のしんぱい自販機」が設置されました。
この自販機には“手の乾燥”や“くちびるの荒れ・皮ムケ”など、肌の悩みにちなんだボタンを設置。来場者は自身の肌の悩みに合わせて自販機のボタンを押すことで、悩み解決におすすめの商品が入ったオリジナル商品ボックスをもらうことができるという仕組みでした。
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5. 11年ぶりに復活!スプライトらしい爽快感たっぷりの巨大「スプラッシュ自販機」とは
コカ・コーラシステムは、はじける強炭酸の刺激とレモン&ライムフレーバーの味わいが特長の透明炭酸飲料「スプライト」のPRとして、「クールにいこうぜ、誰よりも」をテーマに、11年ぶりに復活する「スプラッシュ自販機」を中心としたイベントを各地で開催しました。
「スプラッシュ自販機」とは、ボタンを押すと高さ4メートルから超高速で勢いよく出てくるスプライトが取り出し口の水を派手にスプラッシュさせる、スプライト専用の巨大自動販売機。スプライトならではの爽快感と豪快な水しぶきを楽しめるというものです。
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6. 不思議な自販機で20年前の夏休みにタイムスリップ!懐かしい記憶が蘇るサントリーの施策
サントリー食品インターナショナル株式会社は、2024年8月24日(土)から8月31日(土)の8日間、都内某所で、懐かしい小学生の頃の夏休み体験ができるイベント「あの夏休み自販機」を開催しました。
このイベントは、東京都渋谷区のどこかにある特別な自動販売機で「ある動作」をすると、不思議なことが起こり、20年前の小学生時代の夏休み最終日にタイムスリップする体験ができるというもの。
参加者は、大人になって忘れてしまった小学生の頃に戻り、2004年8月31日の友達の家を訪れます。実家感あふれる友達の家は、玄関に扇風機や虫取り網、黄緑の虫カゴ、家族写真などが並び、入り口から懐かしさ満載です。友達の家にあがって遊んだり、自由研究をやったり、宿題をしたりと、あの夏休みに戻って過ごすことができます。
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7. 「今すぐ欲しい」「試したい」さまざまニーズに応えるプロテイン自販機が大手町に登場
フィットネスブランド「VITAS」を運営する株式会社スリーピースは、2024年9月2日(月)から30日(月)までの期間中、「VITASプロテイン」の自動販売機を東京メトロ大手町駅 地下2階のB0出入り口付近に設置しました。狙いは、大手町というビジネスパーソンが多いエリアだからこそ、会社帰りにジムで運動をする人、健康志向の人などに向けてのアピール。
販売しているプロテインは「ブルーベリーヨーグルト」「フルーツミックス」「キウイフルーツ」「福岡あまおう」「チョコレート」「バナナ」の全6種類。これらは個包装になっており、必要なときにタンパク質を効率よく摂取できる手軽さが魅力的です。手に取りやすい個包装の商品は、「今必要だから買う」というだけではなく、「まずは1回商品を試してみたい」というニーズにも応えています。
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8. また飲みたい1本を自販機で選ぼう!「世界のKitchenから」復活総選挙キャンペーン
キリンビバレッジ株式会社は、「世界のKitchenから」ブランドで、消費者の投票で発売する商品を決める「『世界のKitchenから』復活総選挙キャンペーン」を2024年10月15日(火)から12月16日(月)まで実施しました。
2007年に最初の商品が発売されたロングセラーブランド「世界のKitchenから」は、過去に発売した商品に対する再発売の要望が多く集まるとのこと。消費者からの期待に応えるとともに、自動販売機を通してわくわく感やよろこびを体感してもらうべく、今回のキャンペーンがスタートしました。
復活候補となっているのは、2017〜2023年に発売され、惜しまれながらも販売終了した以下6商品。キリンビバレッジの自動販売機で対象商品を購入し、キャンペーンサイトにアクセスして対象商品のバーコードを読み込むと、復活させたい商品に投票できるというものでした。
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9. リサイクルペット自販機で「ボトルtoボトル」を体感!「リサイクルってLoveだ」展
日本コカ・コーラ株式会社は、10月20日(日)の「リサイクルの日」に合わせ、ペットボトルのリサイクルアクションを呼びかける「リサイクルって、Loveだ」展を、2024年10月18日(金)〜10月20日(日)までの3日間限定で開催しました。
このイベントは、リサイクルの中でも、使用済みのペットボトルを原料として新しいペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」(水平リサイクル)の啓発を目的としたもの。
イベント会場には、来場者が空のペットボトルをリサイクルボックスに入れると、センサーで繋がった自販機から100%リサイクルペットボトルでできた「コカ・コーラ」が出てくる、特別な自販機が設置されました。回収されたペットボトルが、新しいペットボトルに生まれ変わることが直感的に体感でき、リサイクルアクションへの関心が高まりそうな仕掛けとなりました。
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10. 大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」を「シエリアタワー大阪堀江」に設置
アサヒ飲料株式会社近畿圏本部は、関電不動産開発株式会社、住友不動産株式会社とパナソニック ホームズ株式会社が開発する2024年8月竣工の「シエリアタワー大阪堀江」に、大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」を設置しました。
「CO2を食べる自販機」は、大気中のCO2の吸収を可能とした新たな自動販売機を設置し、吸収したCO2を肥料やコンクリートなどの工業原料に活用することで、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みです。
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最新自販機活用施策の10事例まとめ
自販機の便利さをうまく活用した施策の数々をご紹介しました。無人ということで無機質に思われる側面もありますが、使いようによってはコミュニケーション施策の中心となることも可能です。
また、最新の自販機には、先進的な機能が搭載されたものも続々と登場しています。今後も自販機にまつわる施策の進化に注目していきたいものです。
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