レシピ本にコンビニコラボ?!足立区が推進する「おいしい給食事業」とは

足立区は、給食を「生きた教材」として残菜量削減やバランスの良い食生活、給食時間の充実などを図る「おいしい給食事業」に取り組んでいます。

給食は各校で調理される方式で、できたての”味”が食べられるだけでなく、地産地消や農作物や旬の”食材”、子どもたちが食べたくなる”献立”、そして安全で衛生的な調理環境や食べる場の雰囲気といった”環境”の4つの柱から、思い出に残る「おいしい給食」の提供を目指しています。

取り組みの結果、2008年度には小学校・中学校合わせて年間381トンもあった給食残菜量が、2022年度には3分の1の年間115トンまで減少。小学6年生・中学2年生への調査でも、95%以上の生徒が「おいしい」と答える自慢の給食になっています。

おいしさ・安全で日本一を目指す足立区の「おいしい給食」事業では、学校での給食を充実させるだけでなく、給食というコンテンツを自治体のプロモーション活動にも活用しています。

2024年12月13日(金)に発売される『東京・足立区のおいしい給食レシピ』は、子どもが喜び栄養も取れるメニューを31献立紹介した、家で給食が作れるレシピ本。保護者からの要望もあり実現した企画で、小さな子を持つ親世代からの共感や好感度アップが狙えそうです。

学校給食に小松菜を届ける生産者のインタビューも掲載され、生産者に感謝の気持ちを持つきっかけにもなるでしょう。

また、給食メニューを家庭でも簡単に再現できるミールキットも開発。ねぎ塩豚丼や鶏肉とごぼうを甘辛く炒めたチキンチキンごぼうなど、人気商品が取り上げられており、ミールキットは足立区のふるさと納税返礼品にも追加されるなど、「おいしい給食」が足立区の名物にもなっています。

さらに、セブン-イレブンとコラボレーションした「えびクリームライス」も期間限定で再販します。過去の発売でも販売期間延長となったほどの人気商品で、コンビニとのコラボでより手軽に給食のおいしさを体感できるようになり、「足立区」や「おいしい給食事業」の全国的な認知拡大にも繋がりそうです。

2024年4月には映画「おいしい給食 Road to イカメシ」とタイアップするなど、積極的なコラボレーション施策で、「給食」というこれまでにないコンテンツで地域を盛り上げている本事例。ミールキットの開発・製造等には、地域の事業者が関わっているなど、シティプロモーションと地域経済の活性化がうまく連動している点にも注目です。

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