なんて聞こえる?懐かしのセシールサウンドロゴ広告がマタニティマーク普及をサポート

1980~90年代に放映されていた自社CMのサウンドロゴをモチーフにして、通販業者セシールが都営地下鉄とタイアップした「マタニティマーク」の普及活動を行います。都営大江戸線・浅草線の優先席エリアに、2024年10月から2025年3月初旬にかけてポスターを掲出して、プレママへの理解や思いやりをうながすという取り組みです。

この「耳に残る」サウンドロゴは、セシール創業当時からのキャッチフレーズ。‟Il offre sa confiance et son amour”となるフランス語で、日本語に訳すと「愛と信頼を届ける」という意味になるそうです。

2018年5月に20~60代男女1,000人を対象として行われた調査では、全体の77.0%がこのサウンドロゴを「聴いたことがある」と回答しました。年代別では、30代以上の各年代の平均認知率は85.3%にのぼります。リアルタイムにCMを視聴していないであろう20代回答者においても、44%が認知しているという結果を示したといいます(世代分類はすべて調査当時のもの、くわしくはこちらから)。

若年層にも認知されているとはいえ、このサウンドロゴに空耳した思い出からの親しみや懐かしさを抱くのは、やはり中高年層。また、若者が描く将来への展望、結婚や出産、子育てをめぐる不安の理由などは、この30年で大きく変化しました。このポスター広告は、特定世代の心をつかむテーマで関心を招き、子どもの頃感じた「楽しさ」を喚起させながら、若い世代への「思いやり」を示すことをうながします。

この車内広告が、意識のアップデートを迫られても、なかなか1歩を踏みだせないという人を後押しし、優しい世界へとつながるきっかけとなるかもしれません。

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