性格診断で自己肯定感アップ?地域の担い手を創出する「渋谷16タイプ診断」とは
一般社団法人渋谷未来デザインは、渋谷区の地域づくりを活性化するコンテンツとして「渋谷系16タイプ診断」を公開しました。全8問の設問に答えることで、「渋谷系フェススター」「渋谷系パフォーマー」など、「渋谷系」という形で表現された性格タイプを知ることができます。
このタイプ診断は、渋谷区共催イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024(SIW2024)」のコンテンツのひとつとして企画されました。SIW2024は、若年層が抱える「自己肯定感の低下」や「失敗が許されない空気感」「評価への恐怖」といった閉塞感によってもたらされる、地域社会や政治への関心低下という社会課題に挑むべく開催されます。
「渋谷系16タイプ診断」では、診断による心理的効果を狙い、強みや役割を再発見し自身の可能性を見出すことで、未来の地域づくり・社会づくりへの参画を促すことを目的にしています。
コンテンツでは、渋谷区に住んでいる人、働いている人、学ぶ人、遊びによく来る人を”渋谷民”として定義。その総数は約116.5万人と推定しており、渋谷区に住む人だけでなく、関わる人全体をネーミングすることで自分ごと化を促し、認知の裾野も広がりそうです。
またこの診断は、若年層に人気の16タイプ診断(MBTI)をモチーフに開発されています。30代以下のMBTI利用率は、40代以上の2倍以上という調査結果もあり、馴染みのあるフォーマットを踏襲することでより気軽にコンテンツに取り組むことができ、さらにSNSでの拡散も期待できます。
設問に答えることで明らかになる診断結果には、強み・弱みのほか、渋谷で過ごすシーンが思い浮かぶような性格についてのコメントを掲載。さらに、クリエイターや観光大使など、現在渋谷で活躍する著名人からのアドバイスも掲載され、参加者が「自分が渋谷でどんな未来を創れるか」を考えるきっかけになりそうです。
性格診断による自己肯定感の変化に着目し、馴染みのある16タイプ診断を地域創生の目的でうまく活用している本事例。渋谷区の特長を「渋谷系」という性格タイプに落とし込むことで、楽しみながら地域と若年層の繋がりを強めることができる企画になっています。
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