書店の魅力を再発見!『DORE YOMU?』が挑戦する”あたたかみのある書店DX”とは
株式会社KADOKAWAは、書店DXに向けた取り組みとして、体験型コンテンツ『DORE YOMU?(ドレヨム?)』のサービス提供を開始しました。
読書習慣の減退や電子書籍の普及により全国の書店数は減少しており、2023年度の店舗数は10,918店舗と、10年間で4,500店舗以上が閉店している状況です(※1)。
『DORE YOMU?』は、「本との偶然の出会いがある」「書店ごとに個性がある選書」「本に詳しい書店員さんのおすすめを聞ける」といった、書店の魅力を最大化することを目的に企画されました。”あたたかみのある書店DX”をコンセプトとして、デジタルの利便性だけでなくアナログの機能も活用することで、書店の魅力を存分に伝えている点がポイントです。
書店での本選びの特徴のひとつである「本に詳しい書店員の話が聞ける」という良さは、「書店のオススメ」機能で魅力づけ。データを元にした効率的な提案ではなく、書店員の個性が光る選書を楽しむことができます。
ひとつの書店にいながら、全国の書店員の熱のこもったおすすめを閲覧でき、デジタルのメリットを活用しながらも、人の温かみを感じられる仕様となっています。
一方、『DORE YOMU?』では、最新技術を活用した機能も満載です。質問に答えることで、AIを用いてぴったりの本をレコメンドすることができる「AI書店員ダ・ヴィンチさん」や、Yahoo!JAPANの検索数急上昇ワードに関連する書籍を自動で一覧化してくれる「急上昇ワード検索」を提供。膨大なデータに基づくロジカルな選書や、トレンドをすぐに反映できるというデジタルのメリットを活用し、新たな市場開拓にも繋がりそうです。
さらに、読みたい本を登録でき、書評・レビューを閲覧できるサービス「読書メーター」や、現在地周辺の書店在庫を横断検索できる「書店在庫情報プロジェクト」とも連携。アナログ・デジタルの機能を活用して本と出会ったユーザーへ、読んでみたいという気持ちを増幅させ、購買に繋がる工夫にも余念がありません。
本との新たなタッチポイントとして、「アバター読み聞かせ」の書店イベントも開催されます。「アバター読み聞かせ」は、書店員や専門スタッフがアバターとなり、リアルタイムでモニターを通した読み聞かせができる機能。遠隔地から読み聞かせが可能なだけでなく、アバターを介することで書店員の読み聞かせへの抵抗感を減らすことができ、書店イベントの活性化による書店の新たな魅力発掘も期待されます。
書店ならではの魅力を、デジタル化によって希薄にしないようコンテンツに工夫を凝らし、”あたたかみのあるDX”を実現している本施策。デジタル、アナログそれぞれの良さをしっかりと分析し、機能に落とし込むことで、効果最大化が期待される企画です。
※1 参照元:JPO 書店マスタ管理センター
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