アフリカへの古着寄付は今や飽和状態。高島屋が現地ブランドと取り組むアップサイクルとは
株式会社髙島屋はウガンダ共和国の新進気鋭ブランド BUZIGAHILL とともに、「RETURN TO SENDER」プロジェクトを開始しました。
先進国からアフリカへ大量に寄付された服は飽和状態となり、状態の悪さなどから廃棄になってしまうことも多いとのこと。捨てられた衣料品の多くは、埋立地や廃棄ゴミとなって環境汚染を引き起こしているそうです。さらに、大量流入する安価な古着が地元の繊維産業を弱体化させ、現地雇用の減少につながるなどの社会問題も引き起こしています。
「ファッションを発信するとともに、環境問題にも向き合いながら衣服の廃棄に苦しむ現地を支援したい」という想いからスタートしたブランド・BUZIGAHILLは、コンセプトとして「RETURN TO SENDER」を掲げています。
ウガンダ共和国へ輸送されてくる古着を再デザインし新たな洋服へと昇華・アップサイクルして、先進国へ発信(返送・販売)することで、衣料品廃棄による環境問題を世界に提起。古着のアップサイクルを行いながら、新たなデザインアイデアを製品にし、縫製まで行うことで、現地雇用の創出にも貢献しているそうです。
今回のプロジェクトでは、高島屋の店舗で、消費者から古着の提供を募ります。消費者の服と、アフリカの古着をコラージュするように組み合わせてデザイナーが再デザインし、新たなリメイクウェアへアップサイクルするとのこと。
複数完成したリメイクウェアのうち、1 点は自身の服を提供した消費者へ渡され、もう 1 点は一般商品として店頭販売されます。2024年10月9日(水)から10月22日(火)まで、リメイクの承りを受け付けています。
衣料品店等における古着回収はもはや当たり前の光景になりましたが、アフリカ現地では寄付された衣料品が社会問題を引き起こしているという事実があります。そんな問題に立ち向かうブランドBUZIGAHILLと高島屋が実施する今回のプロジェクト。完成したリメイクウェアは、自分だけの1点ものとして着用できる限定感がファッショニスタの心をくすぐりそうです。
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