シラフで行けば20%オフ! 南米・バーガーキングの施策の意図とは?
世界中で社会問題と化している、飲酒運転。一瞬の気のゆるみが原因で時には人の命すらも奪ってしまう悲惨な事故をなくすために日々さまざまな団体が啓蒙活動を行っている一方で、その数が大きく減るということはありません。南米エクアドルでは毎年2万1000件もの交通事故が飲酒運転に起因しているというデータもあり、現地の警察や企業がその危険性について訴えています。そんな中、エクアドルのバーガーキングは、少しでも飲酒運転を減らすために、ユーザーにとって直接的なメリットのある啓蒙割引キャンペーンを行いました。
キャンペーンは、深夜帯にドライブスルーに訪れると店員からアルコールチェッカーを渡され、運転手の呼気アルコール量が0.0%の場合会計額から20%値引きされるというもの。夜食を求めてクラブ帰りにバーガーキングを訪れる客層が一定数いるバーガーキングならではの特徴に着目し、飲酒運転をしている人が多い可能性の時間帯をピンポイントでターゲットにすることで顧客にも実利のある仕組みにすることができたようです。
一見するとブランドとは直接関係がないように思える社会問題に積極的に取り組むことでバーガーキングの存在感をアピールするとともに、単なるファストフードチェーンではなくしっかりと地域住民のことを考えた会社であるというメッセージを打ち出した意欲的な事例でした。
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