スーパーボウルの視聴者を熱狂させたDoorDashのプレゼントキャンペーン

世界最大級のスポーツイベント・スーパーボウルは、さまざまなブランドが渾身のCMを放映する広告の祭典でもあり、2024年は実に73社もの企業が高額なCM枠を買い、自社サービスを大いにアピールしました。そんな中、フードデリバリーサービスのDoorDashは、なんとその73社のCMで放映された“すべての商品”が手に入るプレミアムなクーポンコードを発行し、アメリカ中のスポーツファンを歓喜の渦に巻き込みました。

“DOORDASH-ALL-THE-ADS(DoorDashが贈る全企業分の広告)”という直接的な名称のキャンペーンは、スーパーボウル中に放映される各企業CMでフィーチャーされた商品が公開されるたびに、すべてのDoorDashユーザーの買い物かごに商品を追加していき、その後公開されるクーポンコードを最初に入力した人にすべての商品をプレゼントするというもの。

クーポンコードは試合終盤で公開され、多くの人が緊張に包まれながら画面を見守っていると……なんと画面に映し出されたのはとんでもなく長い文字列でした。しかも映像は早回しで再生され、一瞬では到底覚えきれない量の単語が並んでいました。一攫千金を夢見てテレビに釘付けだった人たちの多くは解読に全力を尽くす中、一部の人はあまりにも理不尽なコードの発表の仕方にSNSに大量の投稿を行いました。瞬く間にスーパーボウルで最も注目された広告となったDoorDashのCMはなんと119億ものインプレッションを獲得し、多くのマスメディアが取り上げる“スーパーボウル限定”の社会現象へと発展しました。

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