既存の劇に乳がんの啓蒙要素を加えた意欲的なアルゼンチンの事例

10人に1人がかかると言われている乳がんは世界中で多くの人の生活を脅かしており、生物学的な性別を問わず誰もがかかってしまう可能性があります。そんな乳がんの危険性と、決して人ごとではないという事実の広報活動を行っているアルゼンチンのNGO・LALCECは、乳がんが秘めている“誰もが対象である”という側面にスポットライトを当てた施策を公開しました。

施策の内容としては、既存の演劇の台本や設定を書き換えることでストーリーそのものに影響は与えずに乳がんに関する言及を行うというもの。コメディから恋愛物、アクションまで幅広いジャンルの劇が存在する中で、どのような内容のものであっても乳がんを入れ込めることを証明し、登場人物たちや観客だけでなく誰もが乳がんの危険に晒されていることを文字どおり“物語形式”で伝えました。

一般的には劇の作者が難色を示すであろう“台本や設定を変える”行為に果敢に挑み、見事社会全体に関わるメッセージを入れ込むことで乳がんの存在とそこに対する強い自己意識を醸成することに成功した事例でした。

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