高級路線だけじゃない 名門ホテルの次なる施策は「昭和レトロ」

Z世代に昭和レトロブーム、というトピックスはいろいろなメディアでもこれまで取り上げられてきましたが、今度は老舗ホテルにもその波が!? 横浜の山下公園前にある「ホテルニューグランド」で、2023年6月1日(木)~8月31日(木)までの期間、本館2階フェニックスルーム開催中の「ダイニングルーム フェニックス」にて、「レトロ喫茶メニュー」を販売することが発表されました。1927年の開業時より提供し続けている伝統のプリンを、さくらんぼと生クリームで飾りつけた見た目にもかわいい「レトロプリン」は、少し固めな食感と卵のコクやバニラ香る風味豊かな味わいが魅力です。生クリームと合わせて味わうのはもちろんのこと、別添えで提供される3種類のオリジナルレシピのジャムで、一口ごとに変わる味の変化も楽しめます。

また、エメラルドグリーンが綺麗な「クリームソーダ」と漆黒の「コーヒーフロート」は、濃厚でありながら上品な甘さが魅力のホテルメイドのバニラアイスとの相性も良いのが特徴です。昭和初期の開業時より各国の賓客をお迎えしてきた歴史的空間で過ごすティータイムは、時を越えてタイムスリップしたかのようなノスタルジックなひとときを過ごせます。喫茶店メニューの中でも不動の地位を誇る人気の3品を味わいつつ、クラシックでロマンあふれる雰囲気とともにゆったりとした時間を楽しめるのは魅力的です。プリンアラモードやナポリタンなどの発祥メニューを持つ、昭和を代表するホテルだからこその空間と、見た目にもこだわったメニューで写真映えも間違いなし。家族路線、高級路線が目につくホテルプロモーションのなかで、自分たちの強みと流行をリンクさせているところもお見事でした。

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