32年分の歴史を一気にタイムスリップする仏・ルノーのCM

フランスの自動車メーカー・ルノーは、1990年にデビューし、その翌年にはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー(91年度)を受賞、約32年間にわたって世界各地で愛されてきた、クリオ(日本ではルーテシア)のEV化を記念したCMを公開しました。

動画は過去から現代までをタイムスリップするかのような演出で描かれており、いまとなっては店舗数が激減しているビデオショップから出てきたカップルを映すところからはじまります。初代クリオに乗りながらカセットデッキを操作する2人の車内で流れるのは、The Bugglesの名曲「Video Killed the Radio Star」です。

90年代風のアニメーションをバックに、突然時空を超えた旅へと走り出すクリオ。さまざまなテクノロジーが人類にもたらした変化を横目で見つつ、2000年台、2010年台を通り過ぎ、ついに現代へと到着します。SNSの縦型動画の中に映るクリオは、動画の冒頭で見ていたものとは色味もデザインも違うEVにいつの間にか変わり、そのまま動画は幕を下ろします。

多くの人の生活に寄り添ってきた歴史があるからこそ、これからも進化をし続けるというブランドの想いが汲み取れるよう工夫された動画は、これまでの変遷を辿るだけでなく、未来への期待を高めることに成功したようです。

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