マーク・ザッカーバーグ氏を彷彿とさせる、パロディCMを作ったアイスランドの企業
アイスランドの伝統工芸品や観光誘致を行う企業Inspired by Icelandが、観光地としてだけでなく、永住する場所としてのアイスランドの魅力を紹介するため、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグが発表したメタバース会見のパロディCMを公開しました。
Zack Mossbergssonという名前の架空の男性がカメラ目線で語りかけるところから動画ははじまりますが、その見た目や、よく見ると名前さえもFacebookのマーク・ザッカーバーグに似ています。
「ようこそ。違和感が何ひとつ感じられない自然なセットでしょう? 今日は、わたしたち人間が大自然と繋がるための画期的な方法を紹介します。もちろん、変な機材とかはなしで」と語るMossbergsson氏。しかし、その動作の一つひとつがぎこちなく、違和感を覚えるようなタイミングでカメラを見つめたり、手元がおぼつきませんが、これらは、当時のマーク・ザッカーバーグを彷彿とさせるものになっています。
「そんなことは不可能だ、という人もいるかもしれません。でも、実際に存在するのです。ほら、すぐそこに。文字どおり存在しているでしょう? 大昔から存在していた繋がりを、わたしたちはIcelandverseと名付けました」と続けるMossbergsson氏。
外に出たMossbergsson氏が「何百万年もの歴史を誇る、変なヘッドセットなど必要のない、すべてが現実のオープンワールドです。実際に濡れている水や、本物の人間と会話ができる世界なのです」と語りながら温泉に浸かる様子が映され、偶然横にいた女性に対して「あなたは人間でしょう?」という当たり前の質問をしてしまい不自然な沈黙が流れます。
「その他にも、Icelandverseには見れるけれど実際は触れない藻や、自らの目で見ることができる空や、手に取れる溶岩石、他所では見ることのできないガイザー等が安全に体験できます。かわいいけれど少し頭の悪い鳥を見ることができたり、すぐ近くまで寄ることができる滝もたくさんあります」と続けるMossbergsson氏。映像の方では、あまりにも不慣れな語り口調とはミスマッチにさえ思える美しい風景の数々が紹介されていきます。
「今すぐこの素晴らしい世界を体験してください。今すぐじゃなくて、明日でも……いつでもいいです。さて、最後にわたしたちのロゴをもう一度見てください」というセリフで動画は幕を下ろします。終始不慣れな様子を見せてしまったMossbergsson氏ですが、映像の方ではアイスランドの魅了を存分に紹介しており、Facebookの発表を見ていた人にとっては思わず笑ってしまうようなパロディ的要素が随所に散りばめられたCMでした。
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