「乳児は仰向けで寝かせよう」世界中の乳児を救った研究をPRしたノルウェー雑誌広告

ノルウェーのベルゲン大学は、所属している教授たちが人類にとっていかに重要な研究をしてきたかをアピールするために、1枚のページの表裏で乳児の寝返りの表現することで、睡眠中の乳児死亡事例削減に貢献した研究を雑誌広告として公開しました。

75年前にベルゲン大学で乳児の研究に取り組んでいたたTrond Markestad教授の研究チームは、まだ寝返りを打てない乳児はうつ伏せで寝かせるよりも、仰向けで寝かせた方が睡眠中の死亡に繋がる危険性を大きく減らせるという研究結果を発表しました。この発表以降、乳児の睡眠中の死亡事例は半減し、ノルウェーだけでなく、世界中で共有されるような研究結果となりました。

この研究も、すべてはベルゲン大学の研究チームがあったからこそ、ということをPRするために公開された広告では、雑誌のページの両面に寝転ぶ乳児の姿を掲載。うつ伏せで寝ている面では「何十年もの間、この寝方が死亡事故を招いていました」というフレーズが書かれていますが……。

ページをめくると、仰向けで眠る乳児の姿が。「逆向きにするだけで解決できる問題でした」という、Markestad教授の発見を最もシンプルな形で表現しています。

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