「海のごみは加工アプリで消せない」カーボベルデ政府による海洋保全の訴え

大西洋に浮かぶアフリカの島国・カーボベルデの海洋省が、9月18日の「世界海岸クリーンアップデー」に合わせ、「画像上の不要なものは写真加工アプリで簡単に消せるが、海のごみを一瞬で消すことはできない」というメッセージ動画を通じて、海の環境を守る必要性を訴えました。

公開された動画では、美しい海を背景に撮った写真をさらに“映える”ようにするために、加工アプリを使って背景に移りこんだ人や物が消されていく様子が描かれています。

しかし海に浮かぶ無数のごみは、どんなに指でなぞっても消すことはできません。

映像の最後は、「If nothing is done, it’ll be harder and harder to erase the pollution effect.(何を対策をしなければ、汚染の影響を消すことはますます難しくなります)というフレーズで終了。

カーボベルデの海洋省は、「残念ながら、海岸からゴミを瞬時に消し去る技術はまだありません。だからこそ、私たちひとりひとりが責任を持って、海を汚さないようにする必要があるのです」と訴えています。

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