採用活動に一石を投じる「ビジョニング採用」を行うNEWPEACEへ担当者インタビュー

「誰もがビジョンを実践できる社会をつくる」という命題のもと、旧態依然とした社会システムや価値観に囚われない事業展開をしているVISIONING COMPANY NEWPEACEが、現在の多くの会社が行う採用活動に対して一石を投じる「ビジョニング採用」の募集を開始しました。

「ビジョニング採用」とは、クリエイティブを通じて社会課題の解決を図ることを命題に掲げる新進気鋭の「ビジョニング」集団として注目を集めてきた同社ならではの採用方法を目指したもの。学生時代に力を入れたことや自己PR、エントリーシートなど、いわゆる新卒採用に必要とされている要素を一切省き、応募者の「ビジョン」をNEWPEACEの担当プロデューサーが1ヶ月並走することで具現化するプロセスを通じて学生と企業の相互理解を図ったうえで採用を決定するそうです。

これまで当たり前とされてきた採用活動において、NEWPEACEがこのタイミングで新しいかたちで仲間探しを行う意義と意図、そしてこの活動を通じて同社が解決を試みる社会課題について担当者に聞きました。

さまざまな企業へのコンサルティングやプロデュースや自社オリジナルのサービス開発を通じてさまざまな社会課題の解決を目指しているNEWPEACEが掲げる「ビジョン」と、それを行動に移した「ビジョニング」について詳しくお聞かせください。

NEWPEACEでは、ビジョンを「社会的意志」と定義しており、企業や人が「社会に対してどんな未来を創っていくのか」を示した意志という意味で使っています。過去に積み上げた実績や信頼も尊いことを前提とし、この正解のない時代に意志をもって未来に旗を立てるビジョンを何よりも大切にしています。そして、ビジョニングとは、それを体現し続けるということ。行動を伴って、ようやくビジョンは意味を持つからです。

企業でいえば、会社が創る未来をビジョンとして掲げ、その意志を反映した事業開発、広告、社内制度、採用を行っていくことがビジョニングになります。

「ビジョンの実践」を大切にしてきたNEWPEACEが、このタイミングで採用の新しい形を模索するに至った経緯と、この採用を通じて変えたいと思っている社会通念をお聞かせください。

まず、新卒採用を実施することに決めた理由は、組織の多様性と若い世代の感性の担保です。いままでは基本的にリファラル採用を主軸に仲間を増やしてきましたが、近い価値観、同じ世代で偏ってしまうことを避けるために新卒採用実施を決めました。しかし、学生にとってはじめてのNEWPEACEとの出会いになるこの機会に、大量エントリー、大量落ちの方法をそのまま導入するつもりはありませんでした。

そこで、そもそも採用はどうあるべきなのか?を考え直した結果、「合格する」「落ちる」ではなくマッチングと捉えるとすると、自社が描く未来と同じ方向性を向いている人を探す活動のはずだと考えたのです。

そのため、NEWPEACEのビジョンである「誰もがビジョンを実践できる世界をつくる」にのっとって、学生のビジョン開発をプロデュースする企画を採用活動として行うことを決めました。過去からの地続きではなく、未来への意志を軸にビジョンを掲げるビジョニングらしく、学生の過去の経験は一切聞かずに未来をこうしたい、という意志だけを聞く応募方法になっています。当然、企業にあわせた自己PRも不要となっています。

「ビジョニング採用」では、年齢不問のキャリア採用ではなく、30歳以下という制限を設けたことにはどのような狙いがあるのでしょうか?

キャリア採用は通年で窓口を設けているので、それとは別にポテンシャルメインで採用する窓口として考えているためです。どんなスキル、どんな経験があるかを一切問わず、未来への意志だけで判断する。それは社会経験が少ない年齢層を対象にしようと、年齢制限を設けました。

「ビジョン」は人それぞれで正解のないものかと思いますが、NEWPEACEから見たときの正解はあるのでしょうか? また、どのような「ビジョン」と出会えることを期待していますか?

正解はありません。ですが、NEWPEACEが掲げるビジョンにはある程度の要素があります。21世紀の社会課題に向き合っていることと、多様性があふれる社会の実現に寄与していることで、若い世代ならではの感性や価値観をむき出しにしたビジョンや課題意識に出会えることを期待しています。

ビジョンプロデュースに参加することになったメンバーは、具体的にどのような動きをNEWPEACEでし、どのような活躍を期待していますか?

基本的に担当プロデューサーのもとで1ヶ月を過ごします。応募時のビジョンの種を具体化、進化させるために、人に会ったり、本を読んだり、ディスカッションをしたり、資料をまとめてみたり……と、各自の課題にあわせて進んでいきます。いわゆるインターンのような参加ではないので、活躍というのは語弊があるかもしれませんが、プロデューサーの意見をただ受け止めるのではなく、自分なりに考え、自分でさらに磨いていこうとする前のめりな姿勢を期待しています。

最後に、応募しようか迷っている方々にメッセージをお願いします。

今回のオリエンシートのテーマは思考を回してみることに大きな価値がある内容だと自負しています。何をしてきたか? 何ができるか? ではなく、未来を軸にした自分なりの意見を持つことは、今後生きていくうえでも大切な北極星になるはず。絶対にNEWPEACEに入りたい! という意志がなくても、いまの世の中に何か違和感がある人は、まず考えてみてほしいです。また、NEWPEACEは、ある程度整備された環境で経験を積みたい人には不向きだと断言しますが、自分なりにあらゆる課題に対して問い続けたいと思う人には最高の環境です。忖度なし、自分をさらけだしたオリエンシートを、お待ちしています!

その他のインタビュー記事についてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=31

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