「暴力に対する効果的な“保険”は、共存だ」イスラエル・パレスチナ問題に一石を投じた保険会社の広告

イスラエル軍がアラブ人の住むパレスチナ自治区ガザ地区の空爆を開始するなど、争いの続くイスラエル・パレスチナ。そのなかで、イスラエル最大の保険会社・Harel Insuranceが平和を呼び掛けるため、イスラエルの公用語であるヘブライ語と、アラブ人が使うアラビア語、2つの言語で「暴力に対する最も効果的な”保険”は、共存だ。」というメッセージが記した広告を掲出しました。

現地時間の5月21日には、パレスチナ自治区ガザ地区においての、イスラエル軍と武装勢力との11日間にわたる衝突が停戦を迎えましたが、依然として、対立の火種となったエルサレムをめぐる問題は解決していません。

そんなセンシティブな内容だけに、多くの企業がこの問題に関わろうとしないなか、あえてHarel Insuranceが、自社のサービスである”保険”ではなく「共存」が最大の”保険”であることを訴える広告を打ち出したのは、「沈黙することは暴力に加担しているのと同じだ」という考えがあったからだといいます。また、彼らは「民族同士の溝を埋めることは決して容易ではありませんが、宗教、価値観、政治的信条などの相違を認め合い、共存することは可能です」とも伝えています。

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