まくらで、戦え。静岡県伊東市の「全日本まくら投げ大会」プロモーションが世界で称賛
静岡県伊東市発祥の人気行事「全日本まくら投げ大会」のポスターやプロモーション映像に、同市は新体操元日本代表の畠山愛理さんを起用。アスリートをイメージキャラクターとした、本格的なプロモーションを展開しました。
もともと、伊東市のまくら投げは、地元の高校生が現代人がストレスを発散するためのものとして提案したもので、その後、同市の魅力発信を目的に競技化。2013年に始まった大会は徐々にその規模を広げ、全国大会を開催するまでにいたりました。
今回公開された動画では、「まくらは 武器だ!」というキャッチコピーののち、浴衣を着た男女が激しくまくらを投げ合う様子を、息遣いや掛け声などを丁寧に拾いながら、臨場感を持って表現。ときには枕が顔にぶつかるなど、激しい死闘を繰り広げ、まくら投げが遊びを超えたスポーツとして描かれています。
また、同時に公開されたビジュアルについても、畠山さんのアクロバティックな動きで、まくら投げの基本動作である投げる、かわす、守るを表現したポスターなどを制作しました。
本プロモーションにおいて、スポーツを使ったエンターテイメントコンテンツを通し、生活者と強い関係性を形成している点などが評価され、動画とともにアジア太平洋広告祭「アドフェスト2021」の2部門に入賞することとなりました。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった令和3年2月の全国大会ですが、同市市長は「団体旅行誘致施策として進めてきた本市特有のコンテンツが評価され大変うれしい」とコメントしています。
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