「54%しか安眠出来ていない」など、“市民性”にもとづいた品揃えでポップアップショップを設計したイギリスの小売店

イギリスの小売店・Bootsが「相手に喜んでもらえるギフトがなかなか見つからない」という消費者のインサイトをもとに、イギリスの3大都市(ロンドン・バーミンガム・リバプール)に、それぞれの街の市民性を反映したポップアップストアをオープンし、より相手に喜ばれるギフトを購入できる場を提供しました。



「全国平均より性的幸福度が32%高い」という調査結果の出たロンドンでは、幸福度を感じられる洗練されたラブグッズを専門に取り揃えた売り場をオープン。カジュアルでファッショナブルに性体験を演出するギフトを購入できるようにデザインしました。



「全体の54%しか安眠出来ていない」という調査結果が出たリバプールでは、より上質な睡眠体験を味わうことのできるグッズを専門に取り揃えた売り場をオープン。実際にその寝心地を体験できるブースを設けることで、相手にとってぴったりの安眠をプレゼントできるようデザインしました。



「全国平均よりティーンエージャーとZ世代の割合が45%多い」いう調査結果が出たバーミンガムでは、ティーン向けのポップなギフトに特化した売り場をオープン。かぶって遊べるフォトブースを用意し、体験しながら写真に撮ってSNSで発信するというZ世代の行動スタイルを刺激する売り場をデザインしました。

ポップアップショップオープン後、3週間たらずで延べ14,000人が来場。メディアリーチは2.2億に達し、来店者の72%が店内での体験をSNSでシェアし他ことでSNS上でのリーチも21億に達し、来店者の73%がストアを通じて新たな製品を認知、また、商品に対する期待度も60%上昇し、訪れた顧客の75%が店舗ブランドや品揃えを再評価するきっかけを与えました。

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