この世のすべては永遠に記録する価値があるーー人類のあらゆるを瞬間を閉じ込めるライカのメッセージ
100年以上の歴史を誇るドイツの老舗カメラメーカーLeicaが、「人類が地球上で営んできた生活と、それに伴い生まれてきたすべての感情を後世に伝えるべきである」いうメッセージ伝えるための動画「The World Deserves Witnesses(意訳:この世のすべては永遠に記録する価値がある)」を公開いたしました。
宇宙から地球を見下ろすカットと、「これがすべて。この小さな惑星が私たちのすべて。ここでは私たちの生活の全てが繰り広げられている」というナレーションからはじまるこの動画。声を当てているのはアメリカ出身の著名な写真家Joel Meyerowitzです。
「悲しいことも、嬉しい時の笑顔も、全てを包む静けさも、圧倒的な進歩も……」人間ならではのさまざまな感情と、それらを象徴するかのような数々の写真たちが画面に映し出されていきます。
「愛も、憎しみも、美しさも、戦争も……」カラーの写真とモノクロの写真を織り交ぜながら、ポジティブなものからネガティブなものまでたくさんの写真たち。
写真のなかには、頭部から流血し運ばれていく男性の姿や、戦車の上に乗せられたクマのぬいぐるみの写真などショッキングなものも見受けられます。
「これらのすべてが私たちの世界を作り上げています。私たちの小さな小さな世界。そんな世界だからこそ、全てを後世に伝えてくれる証人が必要です。だって私たちにはこの世界しかないのですから」というフレーズで幕を閉じる動画。良いことも悪いことも、全ての瞬間を平等に切り取って永遠に残すことができるカメラの力を訴えた1分の動画には、「とても美しくて詩的な映像でした」や「あと30分くらい観たい気持ちになった」といったポジティブなコメントが多数寄せられました。
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