彼らの“歩み”を止めなければいけない。移民労働者の生活環境保護を訴える印NPOのポスター

Case: #StopTheWalk

産業発展につながる教育環境の整備をすすめるインドのNGO・People Combine Foundationが製作した啓発ポスターをご紹介。

インドでは、新型コロナウイルス感染拡大にともなうロックダウン(都市封鎖)によって、多くの移民労働者の人々が職を失いました。その結果、ふるさとを目指して何百万人という人々が裸足で1,000マイル以上の道のりを歩かざるを得なくなったのです。

こうした状況に対し、People Combine Foundationは「#StopTheWalk(歩みを止めろ)」と題したキャンペーンを実施。彼らに安全な帰国手段を提供するべく呼びかけをはじめました。

「私たちの道を作った人々が、何マイルも裸足で歩かなければいけない状況にある。」

「あなたたちの家を作った人々が、いま家にたどり着けないでいる。」

「国を動かす人々の目に、この現状が留まりますように。」

彼らは、インド国内に暮らす人々の家を作り、インフラを支えてきました。私たちの暮らしをつくっていた人々が、いま暮らしの危機にさらされていることを、このポスターは伝えています。

彼ら移民労働者の人々を取り巻く問題は決して他人事ではなく、自分たちの生活にも直結する問題であることに気付かされる、鋭い視点を投げかけるPRでした。

(via Ads of the World)

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