みんながジェイソンから逃げた“理由”。米NY市のユニークなマスク啓蒙CM
Case: WEAR A MASK, NEW YORK
アメリカ・ニューヨーク市が新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止のために行った公共キャンペーンをご紹介。
ホラー映画『13日の金曜日』の主人公・ジェイソンをモチーフに、一風変わったユニークなCMでマスクの着用を呼びかけたのです。
街角でタクシーを止めようとするジェイソン。
しかしタクシーは非情にも彼を無視。
「すみません、この近くに駅は・・・」『ヒッ!!!』
会う人会う人にことごとく避けられるジェイソン。
「なんでみんな僕を避けるんだろうか・・・」
なんとか駅を見つけ、電車に乗ろうとするジェイソン。
しかしその姿を見た男性が猛ダッシュ。
「なんで僕を見て逃げてったんだろう。今日は別に13日の金曜日じゃないのに・・・」
「こんにちは〜。今日はいいお天気で・・・」『ギャーー来ないで!!』
散々人に避けられ、公園のベンチで失意に沈むジェイソン。「僕の何がいけないんだ・・・」
するとそこへひとりの少女が。「ジェイソンさん、マスクをどうぞ。」
ここでやっと気づいたジェイソン。みんなが彼を避けていたのは彼がジェイソンだからではなく、彼がマスクをしていなかったからなのでした。
マスクごしにほほえみ合うふたりの姿で、CMは締めくくられます。
「マスクを付けよう。ニューヨーク市」
「マスクをしない人はジェイソンのような脅威である」という意味と「マスク(=ジェイソンのトレードマークであるホッケーマスク)をしなければ台無し(=彼はジェイソンでいられない)」という意味が込められている点にも注目。いささか極端なメッセージのようにも見えますが、マスク着用の習慣が日本ほどにない海外ならではの啓蒙キャンペーンといった感じもします。
(via Ads of the World)
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